2017/01/14~ 大雪の影響 井原市駅では軒が落下

gn20170118a(構内から)

gn20170118b(駅舎内から)

gn20170118c(駅構内側を側面から)

1月18日早朝、芸備線の井原市駅で駅舎のホーム側の軒が落ちているのが発見されました。
原因調査はこれからということですが、屋根の上には数日前から降っていた雪が積もっている状況でした。

落下した軒は、駅舎からホームへの動線上にあり、落下した瞬間に通行者があれば重大事故となる恐れもありました。人が巻き込まれなかったのは不幸中の幸いでした。

地元からは芸備鉄道開業当初からの駅舎が損壊したことを悲しむ声や、これをきっかけとした取り壊しを懸念する声も上がっています。

(追記)
JR西日本からのリリースが出ました。原因について「先日からの雪により、駅本屋の屋根に堆積した雪が庇にすべり落ちその重みにより、庇(屋根)が落下したのではないかと推測されます。」としています。

芸備線 井原市駅舎の庇が落下した事象について
http://www.westjr.co.jp/press/article/2017/01/page_9797.html


・芸備線の雪

東城~備後落合間は14日の昼の列車から17日朝の列車まで運転を見合わせ、この区間は代行輸送が行われませんでした。

15日には備後落合~備後庄原間も午前中運転見合わせとなりました(代行輸送あり)。備後庄原~広島間は、列車は動きましたがダイヤが乱れ、広島~三次で最大15分、三次~備後庄原(再開後は備後落合)間は最大60分の遅れとなりました。

芸備線では15日、この他に13時50分頃に上三田~中三田間の踏切でスリップして立ち往生している軽乗用車に列車が衝突しました。人的被害はありませんでしたが、列車4本が運休し、遅れも発生しています。

16日には、倒木の情報が入ったため、始発列車から白木山駅~狩留家駅間、向原駅~志和口駅間で徐行となりました。朝ラッシュ時間に、戸坂駅で乗客救護を行ったこともあいまって、広島~三次間は一部の列車が運休、最大で60分の遅れとなりました。三次~備後落合間にも遅れが波及しています。

雪とは関係がありませんが、17日にも朝ラッシュ時間に安芸矢口駅で乗客救護があり、一部の列車が運休し、最大で30分の遅れが発生しました。

・福塩北線の雪

15日朝に、備後安田~吉舎間で倒竹が発生し、列車に5~15分の遅れがでました。
また、芸備線で起きた踏切事故のため、広島からの直通列車が遅れ、一部の列車に最大30分の遅れがでました。
16日も、芸備線の線路確認・徐行の影響が波及し、最大40分の遅れとなりました。

・木次線の雪

木次線出雲横田~備後落合間は、15日の最終列車から運転見合わせとなり、18日いっぱいの運休が発表されています。このまま冬眠(当面の間運休)となってしまうのでしょうか。見合わせ区間では代行輸送が行われています。

(ソース:JR西日本運行情報、中国新聞)
(井原市駅画像提供:Nさん。ご提供ありがとうございました)