月別アーカイブ: 2015年8月

2015/8/29 三江線記念列車のヘッドマーク決まる

三江線沿線6市町などで作る三江線活性化協議会は29日、8月30日に走る三江線40周年記念列車「江の川号」のヘッドマークデザインを発表しました。活性化協では、江の川号のHMデザインを、7月10日から7月末まで公募をしていました。

決定したデザインは、三次市の原田耕行さんによるもので、上部外周に沿って「CYUGOKU TARO」(中国太郎)とアルファベットを置き、川が中国山地から日本海へ流れ出る様を上下方向デザイン化。デザイン化された川の一部が、「江の川号」の川の字を構成するという趣向です。

原田さんには、決定したデザインのミニヘッドマークと、1万円相当の沿線特産品、オリジナルキーホルダー5個が贈られます。

同時に、佳作3点も発表されています。募集要項では、佳作は5点が選定されることになっていましたから、どうも応募作品数がずいぶん少なかったようです。

「ぶらり三江線WEB」のデザイン決定を知らせるページ
同、三江線全通40周年記念列車「江の川号」のダイヤ

2015/5/1~ 三江線 マイカー回送半額補助事業を実施

三江線沿線の6市町などで作る三江線活性協議会が、三江線の利用者向けに「マイカー回送半額助成」を実施しています。

行政への事前申請は不要で、簡単に利用できるのが特徴です。
利用5日前までに指定事業者に利用申込をして、利用当日に申込書と利用料金の半額を渡すだけです

内容としては、三江線を利用する人が希望した場合に、そのマイカーをタクシー会社に回送させ、その料金の半額を助成するというものです。

事業の実施期間は、2015年5月1日から2016年3月21日までとなっています。

利用条件が3つ定めてあります。

(1)JR三江線の乗車区間に限ります。
(2)2暦日にわたっての利用はできません
(3)普通免許で運転出来る国産車のみです。(8ナンバー車・改造車は不可)

指定事業者および回送料金の例示は以下のようになります。

・芸備タクシー(三次市 TEL 0824-62-2175、FAX 0824-62-2295)

三次駅~式敷駅 6,000円(マイカー回送希望者負担3,000円)
三次駅~口羽駅 9,000円(マイカー回送希望者負担4,500円)
三次駅~浜原駅・粕淵駅 15,000円(マイカー回送希望者負担7,500円)

・駅チョンタクシー(美郷町 浜原駅前 TEL 0855-75-1234、FAX 0855-75-1235)

浜原駅・粕淵駅~三次駅 15,000円(マイカー回送希望者負担7,500円)
浜原駅~石見川本駅 6,000円(マイカー回送希望者負担3,000円)
浜原駅~江津駅 15,000円(マイカー回送希望者負担7,500円)

例示区間以外はその都度、タクシー会社とマイカー回送希望者が協議して決定するとのことです。

利用方法は以下の3ステップです。

(1) マイカー回送希望者は、利用希望日の5日前までにタクシー会社へ直接予約申し込みしてください。
(2) マイカー回送希望者は発車前に「申込書(※)」を記入し、当日タクシー会社の運転手に手渡してください。
(3) 到着後、回送料金の50%をタクシー会社の運転手に支払ってください。

(※)申込書はぶらり三江線WEBからエクセルファイルをダウンロード
活性化協議会の事業ですが、利用者が活性化協とやりとりをする必要がないことが特徴です。行政による事前の許可・承諾を必要とせず、申込だけで利用できるので、とても便利ですね。
このマイカー回送補助、利用が大変少ないそうなので、ぜひ活用してみて下さい。


マイカー回送の活用を考える

マイカーを現場に持ち込むのですから、鉄道中心の旅と言うよりは、マイカーでの旅の中に列車を組み込みたいときに使うのが良いように思います。回送料金も決して安くないので、短区間の利用が向くのではないでしょうか。

提案プラン(1) 長谷駅に列車で入ってみたい!

利用区間 三次~長谷

そもそも少ない列車のうち、一部列車が通過してしまうことから、国内で有数の列車での到達難易度を誇る秘境駅・長谷。車で行って帰るだけならそう難しくはないですが、それでは味気ない。そうした時にこのマイカー回送プランを使えば、三次まで車でやって来て、回送サービスに車を預けた上で浜原行きの列車で長谷駅に入り、長谷からまた車で次の目的地へ向かうという旅程が可能になります。回送距離・料金は三次~式敷の半分ぐらいでしょうか。

提案プラン(2) 潮温泉で一泊。翌朝の三江線を楽しむ。

利用区間 潮~宇都井

潮温泉で1泊。少し早めに朝食をいただいて、三江線に乗ってみましょう。潮駅前でマイカーを預けて、潮7:58の三次行きに乗車、「天空の駅」宇都井で下車します。宇都井駅の特異な構造を楽しんでいる間に、マイカーが回送されて宇都井駅に届きます。回送距離・料金は石見川本~浜原間と同じぐらいでしょうか。

2015/08/19~ 『中国新聞』、備北地域の芸備線を紹介する連載

『中国新聞』朝刊県北欄で8月19日から、「列車のある風景 県北の芸備線」という連載が始まりました。第1回の冒頭に趣旨が書いてありますので、そのまま引用します。

(以下引用)
 JR芸備線はことし開業100周年を迎えた。県北地方を走る列車の象徴的な光景を写真で伝える。
(引用終了)

毎回のボリュームとしては、10cm四方ほどの写真1枚と、300字ほどのテキスト、地図1点となっています。

紹介された場所は以下のようになっています。
第1回(8/19)癒やしの空間 庄原市・第6西城川鉄橋(高~備後庄原)
第2回(8/20)参道と交差 三次市・八幡神社(和知八幡神社)(山ノ内~下和知)
第3回(8/22)古い町並み 庄原市・五町(備後西城~平子)
第4回(8/25)重なる路線 三次市・中国自動車道との交差地点(西三次~志和地)
第5回(8/26)かやぶき屋根 安芸高田市・向原の古民家(吉田口~向原)
最終回(8/27)