岡山県webサイトによると3月27日、岡山県と県北の5市町(新見市・津山市・真庭市・美作市・勝央町)とJR西日本岡山支社の各交通政策担当課長を構成員として「姫新線・因美線・芸備線を利用する会」が結成されました。
この会は、「利用状況の厳しい姫新線、因美線、芸備線の利用促進を図るため、県、沿線5市町及びJR西日本岡山支社が連携し、地域住民のマイレール意識の醸成等の取組を行う。」ことを目的としています。これらの線区の利用者は、平成3年を100として、姫新線(美作土居~新見)で43.2、因美線(土師~東津山)で20.7、芸備線(備中神代~備後落合)で21.9と激減していて、路線の存続を危ぶむ声も出ています。
同会の25年度の活動として、以下の5つが挙げられています。
(1)鉄道の日(10/14)のある10月に、沿線の自治体広報誌による一斉啓発 →参考 新見市広報誌10月号(部分)
(2)姫新線沿線の2小学校で、鉄道乗車体験(NARUTO列車利用) →参考 山陽新聞web版の記事
(3)姫新線2駅で沿線の高校生による駅舎清掃ボランティアの実施
(4)利用実態調査の実施、9月25日と9月29日、姫新線(佐用~新見)、芸備線(新見~備後落合)の始発から最終までの全列車に調査員が乗り込み、利用者に乗降区間と乗降前後の交通手段を聞き取り調査。結果は10月末をめどに取りまとめ。
(5)岡山湯郷ベルとの連携企画の実施。事前に美作市役所に申し込んだ先着250名に、林野駅までの鉄道利用を条件として、2000円分のなでしこリーグ入場チケットを配布。 → 参考 キャンペーンチラシ
岡山県北でも、ローカル線存続に向けての動きが出てきました。まだあまり大がかりな企画などはなく((5)はは結構な予算を使っていそうですけど)活動はこれからといったところですが、まずは組織の発足を喜びたいと思います。