JR西日本は6月16日、平成25年8月の豪雨災害で普通となっている三江線の運転再開見込みを発表した。発表によると、再開は7月19日(土)で多くの学校の夏休み入りにあわせての運転再開となりそうだ。見込み通りの再開となれば、江津~浜原間には11カ月弱ぶりに、列車が戻ってくることとなる。
・三江線(江津~浜原駅間)の運転再開見込みについて
平成25年8月24日(土曜日)未明から、島根県西部を中心に発生した短時間の局地的な集中豪雨の影響により、三江線 江津本町~石見川本駅間において線路や橋梁りょうなど72箇所で大きな被害が発生し、現在、同線では江津~浜原駅間の運転を見合わせ、バスによる代行輸送を行っています。
これまで、島根県をはじめ、関係自治体の皆様のご協力を賜りながら順調に復旧工事を続けてきております。今後、新たな災害などの影響を受けなければ、線路設備の安全点検を含め、平成26年7月18日(金曜日)までに復旧作業を終了し、翌日19日(土曜日)の始発列車より運転再開出来る見込みが立ちましたのでお知らせします。
詳細
今後の運転計画
○三江線 江津~浜原駅間 (駅間距離 50.1キロメートル)
平成26年7月19日(土曜日)の始発列車から運転再開見込み
(被災箇所などを記した別紙pdf省略・以下概略)
・主な被災箇所
(1)江津本町~千金間 切土崩壊
(2)川平~川戸間 土砂流入・道床流出等22箇所(被災箇所最多区間)
(3)川戸~田津間 土石流・道床流出等11箇所(約60メートルの砂防ダムを設置)
(4)鹿賀~因原間 橋脚流出(井原川橋梁)
・三江線の被災状況
土木・軌道関係 69件(橋脚流出1、橋台護岸流出1、切土崩壊10、土砂流入22、築堤崩壊5、道床流出9、線路陥没2、土砂堆積5、土留壁変状2、土石流11、のり面工変状1)、電気関係 3件(ケーブル損傷3) 合計72件
(記事引用:JR西日本プレスリリース 2014年6月16日付)