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2015/08/30 三江線フォトトレイン(第2回・祝編)レポート 後半

特別列車「江の川号」の発車時間が近づいたので、「三江線まつり」はまだ続くのですが浜原駅に移動します。

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記念式典に参加していた、首長さん、議員さんらや、ゆるキャラたちも移動してきて、「江の川号」の出発式が行われました。お偉方によるテープカットがあり、ゆるキャラによる出発合図を受けて、「江の川号」の後半の旅が始まりましす。

フォトトレイン参加者はここでも二手に分かれます。「江の川号」の出発を外から撮影してバスで移動する組と、「江の川号」に乗り込んで石見松原まで乗車する組です。

「江の川号」の車内はこんな感じ。
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座席に対して7割ほどの乗車でしょうか。浜原を出発すると間もなく、活性化協議会の方が乗車記念品を配りに来られました。手提げ袋の中には全通40年記念誌(8pのリーフレット)、駅名キーホルダーなどが入っていました。

列車は普段の列車よりもゆっくりと走ります。ワンマン列車ばかりになってしまった三江線にあって、この列車には車掌さんが乗務。肉声での次駅案内に、少し懐かしさをおぼえます。また、三江線の沿革や、沿線の見所などもアナウンスしていました。

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フォトトレイン一行は石見松原駅で下車。並行する国道からもぱっと見では分からない、小さな駅に降り立つことが出来るのも、ツアーならでは。ここでバス組と合流して、一駅分戻ります。

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潮駅前の潮温泉大和荘で休憩です。第1回の反省を活かし、今回は入浴だけでたっぷり80分の時間を確保。存分に掛け流しの名湯を楽しんでいただきました。

大和荘を15時半ごろに出発し、バスで向かったのは口羽駅近くの邑南町口羽中央集会所。ここで、三江線でも大プッシュしている石見神楽の、ミニ神楽面・色つけ体験を行いました。

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あらかじめ用意された、般若・狐といった紙製のミニ神楽面に、水彩絵の具で着色していきます。絵筆を握ることなど、なくなって久しい参加者がほとんどでしょう、皆童心に返ったような笑顔で筆をとっていただきました。そのできあがりがこちら

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珍しい体験を行った後は、木々がバスの屋根を打つ隘路を進み、江の川を再び越えて天空の駅・宇都井へ。ここでフォトトレイン一行を待っていたのは、宇都井区住民の皆さん。

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手製のコーヒーゼリー、スイカと飲み物を用意して、歓迎していただきました。宇都井駅の高架下に、休憩用の椅子や、INAKAイルミフォトコンテストの作品展示なども用意していただき、参加者一同大喜び。秋のINAKAイルミに向けて、再訪を約束する参加者も見られました。参加者は周辺から宇都井駅を撮影したり、ホームへ上り下りして「バリアアリー駅」ぶりを味わったり、ホーム上からの宇都井の風景を楽しみました。

観光バスは宇都井まででお役御免となり、宇都井~三次間は定期列車に乗車します。

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宇都井の皆さんにお見送りを受けて、三次行き列車に乗車します。列車は浜原駅で見かけた、キハ120の神楽ラッピング車です。車内にも一部神楽にちなんだ内装がされています。

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三江線まつりからの帰りのお客さんがあるためか、フォトトレイン参加者が乗ると若干座席が足らないほどの乗車率となりました。一行は特別列車ではない普段着の三江線を楽しみ、途中式敷では「江の川号」から返却回送されるキハ126神楽ラッピング車とも遭遇し参加者がカメラを向けていました。終点の一つ手前、尾関山駅では近くに保存されている蒸気機関車48650号機の保存会の方が、列車到着に合わせて汽笛を吹鳴してくださいました(残念ながら聞こえず)。

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19時前、列車は終点・三次に到着。これをもって三江線フォトトレイン(第2回・祝編)無事終了となりました。

参加者と関係の皆様に改めて感謝申し上げます。

この記事(前編含む)の画像は、フォトトレイン参加の皆様と、快速シティライナーさんからご提供いただきました。ありがとうございました。


下道会総裁さんがレポート(5本立て)を書いてくれました。ぜひお読みください。

持っている路線 三江線フォトトレイン参加記1
静かなる戦い 三江線フォトトレイン参加記2
40歳のアニバーサリー 三江線フォトトレイン参加記3
楽しみ自分色 三江線フォトトレイン参加記4
心からの「おもてなし」 三江線フォトトレイン参加記5終

2015/08/30 三江線フォトトレイン(第2回・祝編)レポート 前編

安芸矢口企画が、三江線と沿線の人・風土を結んで、観光ルートとして提案する「三江線フォトトレイン」。第2回となる「祝編(いわいへん)」を、三江線が全通40周年を迎える2015年8月30日に実施しました。今回もツアーとしての催行は備北交通さんにお願いしております。

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朝8時、新しい三次交通観光センターに本日のバスと三次発着の参加者が集合しました。

予定時刻を少し過ぎて、三次駅を出発。三次インターから中国道を走り、千代田インターへ。千代田の道の駅へ立ち寄り、千代田発の参加者が乗車。千代田発は、広島市内からの参加を容易にするため、今回新たに設けた乗車地です。千代田で参加者全員と写真のご講師「先達」お二人、満員のお客様が揃い、ここで安芸矢口企画代表の小野から挨拶・趣旨説明など。

バスは途中、瑞穂の道の駅での休憩を挟みつつ北上。車内では、三江線全線復旧1周年記念の「希望のバトン」の動画などを上映して三江線への期待を盛り上げました。1時間あまり走行して、第1の目的地である三江線因原駅近くにかかる井原川橋梁に到着です。

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この鉄橋は、2013年8月の大水害時に橋脚1本が流出し、災害とその後の復旧のシンボルとなった場所です。ここで、特別列車「江の川号」を撮影するという趣向になっています。

フォトトレイン参加者は二手に分かれて撮影を行います。一隊は井原川橋梁の因原側のたもとに展開(上の画像)、この場所には他の撮影者も多数来ていました。もう一隊は対岸にある因原児童公園の長い長い階段に陣取り、因原の町並みをバックに列車を後打ちで撮影します。それぞれに「先達」お一人ずつがついて、助言などを行います。参加者一同、入念に構図を検討して迎えた1052、キハ126系神楽ラッピング車2連の「江の川号」がゆっくりと姿を現しました。

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因原でお弁当を積み込んで、さらにゲストを迎えます。
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石見川本駅のお出迎えおじさんこと、川本町観光協会の有田恭二さんが乗車。浜原までの移動中、三江線や沿線の歴史(豪族・小笠原氏など)についてたっぷりとお話いただきました。

バスは30分少々で浜原駅へ到着。ゆっくり走る「江の川号」を途中で追い抜きましたから、キハ126とキハ120の神楽ラッピング同士の交換も撮影することが出来ました。

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公募で選ばれたデザインによるヘッドマーク。

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浜原駅は、「江の川号」から降りてきたお客さん、「江の川号」を待ち受けていたお客さん、フォトトレインの参加者も加わり大混雑。浜原駅にこのような人混みができるのは、いつ以来なのでしょうか。

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浜原駅近くの浜原隣保館(旧・浜原小学校)では、全通40周年を祝う「三江線まつり」が行われています。屋外では「浜原カヌー音頭」の皆さんの太鼓演奏や、ミニSLの運行、「おおち山くじら」(イノシシ)をはじめとする地元産品の即売などが賑やか。大会議室では溝口島根県知事、高垣広島県副知事らを迎えて全通40周年式典が行われ、公募していた三江線の愛称の発表などが行われました。記念式典については別記事をご覧ください

体育館では三江線の貴重な写真・資料の展示、鉄道グッズの販売、
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ステージでは神楽や、現在ゆるキャラグランプリで大苦戦中のしまねっこのショー、

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石見川本鉄道研究会さんも出展されていて、プラレールのプレイコーナー、鉄道模型の展示、コミック「三江線クルーズ(1)」他の販売などされていました。

客席は飲食可能となっており、フォトトレイン参加者の一部はここでお弁当を食べたようです。フォトトレインでは、今回も美郷町・旧大和村の皆さん手作りの特製弁当を用意しました。

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山くじら丼、エゴマの入った和え物、お煮しめといった地域色ある内容で、このたびも参加者に大好評でした。フォトトレイン参加者が、外部の人に「そのお弁当はどこで買えるのですか」と聞かれたという話もあったようです。

(以下後半に続きます)

2015/08/30 三江線フォトトレイン(第2回・祝編)参加受付開始→満員御礼

三江線沿線住民・事業者と安芸矢口企画は、協働企画「三江線フォトトレイン」の第2回となります「祝編」(いわいへん)を三江線全通40周年記念行事が行われる8月30日に開催いたします。

この「三江線フォトトレイン・祝編」の参加申込を、7月31日より備北交通さんで受付いたします。

phototrain2(←募集チラシ、クリックで拡大)

今年3月末に好評を博した「三江線フォトトレイン」。第2回となる「祝編(いわいへん)」では、8月30日に行われる三江線全通記念行事と記念列車を中心軸にして、三江線と沿線の魅力を味わえる日帰り企画をご用意しました!

「三江線フォトトレイン・祝編」7つのお楽しみ

・水害で流出した後再建され、復旧のシンボルとも言える「井原川橋梁」で全通40周年特別列車(キハ126)を撮影

三江線全通40周年記念行事(浜原隣保館、浜原駅前)に参加、地域といっしょにお祝い。神楽の鑑賞も。

・浜原駅での全通40周年記念列車出発式に参加・撮影(オプションとして、特別列車乗車も可能)

・三江線の名湯「潮温泉」にご入湯

石見神楽の絵付け体験、オリジナルカラーの神楽面を作って持ち帰り可能

天空の駅「宇都井」から三江線に乗車。地域からのおもてなしも。

・前回大好評だった山くじら(イノシシ)のお弁当を今回もご用意

参加費用は昼食弁当付きで5500円となります。お申込は、備北交通観光課0824-62-3372までお願いします。

(2015/8/19追記)

三江線フォトトレイン第2回・祝編は、ご好評の内に満員御礼となりました

お申し込みいただきました皆様、備北交通様、報道していただきました『中国新聞』様、情報の拡散にご協力いただきました皆様、まことにありがとうございました。

次回、第3回を10月に秋らしい企画でお届けする予定です。今回ご参加いただけなかった皆様、ぜひそちらにもご注目下さい!

・三江線40年 撮影へ行こう 30日に鉄道ファン計画

JR三江線の全線開業40周年記念イベントに合わせ、広島市などの鉄道ファンでつくるグループ安芸矢口企画(小野和彦代表)は30日、沿線で写真撮影する日帰りツアー「フォトトレイン」を開く。

午前8時に三次駅(三次市)または午前8時45分に道の駅舞ロード千代田(広島県北広島町)に集合し、バスで移動。2013年8月24日の豪雨被害から再建された井原川橋梁(きょうりょう)(川本町)を石見神楽ラッピング車両が渡る姿を撮影する。

午後からは、浜原駅(美郷町)の駅前である全通40周年記念行事に参加する。近くの潮温泉や、神楽面の色付け体験ができる口羽公民館に立ち寄った後、地上20メートルにホームがある宇都井駅(邑南町)へ。三江線に乗り三次駅に帰る。

24日締め切りで定員27人。弁当、入浴代を含む参加費は5500円。備北交通観光課Tel0824(62)3372。

(記事引用:『中国新聞』2015年8月14日付朝刊)

2015/07/31締切 三江線全通40周年「江の川号」ヘッドマーク公募

三江線沿線6市町などで作る三江線活性化協議会が、8月30日に江津~浜原、浜原三次間で走る臨時列車「江の川号」に取り付けるヘッドマークのデザインを公募しています。

「江の川号」は、8月30日行われる三江線全通40周年式典・三江線まつりにあわせて運行される記念臨時列車で、キハ126の神楽ラッピング車が充当される予定になっています。

公募にあたり、以下の条件が課されています。
・ヘッドマークは正円で直径50cm
・「江の川号」の文字を必ず入れること
・三江線全線開通40周年をイメージしたもの、三江線及び三江線沿線地域の魅力が感じられるもの。

応募はデジタル・アナログとも可で、締切は7月31日となっています。

優秀作品(1点)は実際に「江の川号」に掲出され、制作者には1万円相当の沿線産品などが贈呈されます。この他に佳作(5点)が選ばれ、こちらも沿線産品詰め合わせなどが贈られます。

詳しくは「ぶらり三江線WEB」の当該ページをご覧下さい。

また、三江線活性化協議会では、8月30日の全通40周年行事で記念列車に発車合図を出す児童も募集しています。

対象は、両親のどちらかが昭和50年8月31日生まれで、沿線6市町に住む小学生となっています。男女1名ずつの募集です。

こちらも詳しくは「ぶらり三江線WEB」の当該ページをご覧下さい。