JR西日本は21日、7月1日から9月30日まで開催していた「広島県デスティネーションキャンペーン」の成果報告書を発表しました。
デスティネーションキャンペーンはJR各社と、広島県、地元業者などが連携して、特別企画、旅行商品開発などを行い、観光客の集客を図るものです。今次キャンペーンでは、広島市内のループバス「めいぷるーぷ」の運行、芸備線での「リバイバルトレイン 急行ちどり」などが企画実施されました。
DC全体として、一定の成果が上がったようです。当ニュース関連線区については以下のような結果が報告されていました。
・芸備線(狩留家~広島)の利用者が前年比104.5%に
1日あたり400人程度、3カ月で3万5千人ほどの利用増ということになりましょうか。この夏JR西は多くの支社で近距離券の販売が伸びていますので、全てがDCのおかげということはないでしょうが、少なくともリバイバルちどりの乗客と、撮り鉄の民族大移動の効果はあったことと思われます。
・リバイバルトレイン「急行ちどり」全列車完売御礼
「急行ちどり」について、運行日数4日間、定員896名に対し利用者896名と発表されました。めでたく全列車完売となり、乗る人、撮る人、見学する人で、広島駅・三次駅・沿線も大いに盛り上がりました。また特別列車の企画を期待したいところです。
小生乗車のリバイバルちどりが、乗車率7割程度であった事から、JRのいう利用者数というのは、指定席の販売数であると考えられ、実際の利用者(乗車人数)はもっと少ないはずです。初日のみ設定された旅行商品への組み込み、転売対策などで、「乗りたい人が乗れる」列車に近づければ、さらに集客に寄与できたのではないでしょうか。
・福塩線開通99周年うたごえ高原列車 37名乗車
定員40名の旅行として発売され、完売しておりましたから直前にキャンセルでもあったのでしょうか。こちらも盛況だったようで何よりです。
(ソース:JR西日本プレスリリース 2013年10月21日「広島県デスティネーションキャンペーン成果報告書」)
三次市観光公式サイトに、三次のゆるキャラ「きりこちゃん」が福塩線うたごえ列車をお見送り・・・という記事がありましたのでご紹介します。
・「福塩線「うたごえ高原列車」をきりこちゃんがお見送り!」
https://miyoshi-kankou.jp/?p=2466