タグ別アーカイブ: 芸備線

芸備線に関する記事です

2013/07/20 みよし市民納涼花火大会に合わせ芸備線福塩線で臨時列車

JR西日本は7月17日プレスリリースで、7月20日に三次市の江の川(馬洗川)河川敷で行われる「みよし市民納涼花火大会」に合わせて、芸備線と福塩線で臨時列車を3本運行すると発表した。

運転時刻は以下の通り。
芸備線下り9885D  三次(2236発)→広島(翌032着)
芸備線上り9336D 三次(2205発)→備後西城(2305着)
福塩線上り9734D 三次(2215発)→上下(2315発)

(ソース:JR西日本プレスリリース)

JTB、リバイバルちどりを行程に入れた旅行商品発売

8月31日に運行初日を迎える「リバイバルトレイン 急行ちどり」。その初日のリバイバルちどりを行程に組み込んだ旅行が、JTBから発売されることが分かった。

商品名は「リバイバルトレイン急行「ちどり」に乗る(日帰り)」で、行程が2通り設定されている。

Aコース
広島駅新幹線口からバスで三次ワイナリーへ向かいバーベキューの昼食、
食後三次駅に移動しリバイバルちどりで広島駅へ。 お一人様2,800円。

Bコース
広島駅からリバイバルちどりで三次駅へ。
三次駅からバスで三次ワイナリーへ向かいバーベキューの昼食。
さらに平田観光農園へ向かい、果物狩り。
バスで広島駅新幹線口へ戻る。お一人様4,800円。

旅行のパンフレットは以下のURLで見ることが出来る。
http://d-stand.jtb.co.jp/fdata/book31034/index.html


リバイバルちどり乗車に関連して、以下のようなことが考えられる。

(1)リバイバルちどり初日は、座席のいくらかが当初より旅行会社に販売されている恐れがある。→128席全てが一般販売されない。座席争奪戦激化?
(2)出発式や往復乗車にこだわらなければ、旅行商品は7月31日より早くから申し込める。しかも安い。
(3)普通に発券するとリバイバルちどり片道の乗車だけで2千数百円かかることを考えれば、JRがリバイバルちどりの席を相当安価にJTBに販売している

2013/06/23 芸備線「歌声列車」乗車レポート

6月23日(日)、安芸矢口807発の三次行きで三次へ向かった。この日運転される「歌声列車」の取材のためである。

「歌声列車」は庄原市西城町のNPO法人「さとやま交流館」(柳生寿憲理事長)さんが走らせる団体列車で、イベントを通じて、芸備線の活性化・備北の魅力発信を行うとのこと。

三次駅に着く、改札口前が大変な人だかりになっている。
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それもそのはず、「歌声列車」は当初定員70人で受付を行ったところ即満員になり、1両運行の予定を急遽2両に増結して90人を受け入れたとのこと。

10時になり、柳生理事長のあいさつの後で、3番線に移動。
歌声列車 三次駅
3番線には既に、ヒバゴンのヘッドマークを付けたキハ120が待機中。三次以東では珍しいキハ120の2連・団体貸切列車・ヘッドマークといった情報を聞きつけた鉄道ファンの姿も見受けられる。

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そこに、側線から別のキハ120が入ってきて、2両編成を組成。連結作業は子鉄・ママ鉄に大人気!人だかりが出来る。

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「歌声列車」の車両の準備が完了し、4つのドアから参加者が一斉に車内へ。

車内は自由席。参加者は三々五々自らの席を定め、着席していく。
車内を見渡すと、目立つのが中高年の女性グループの姿だ。男性もちらほら見受けられるが、大型カメラ率が高い。スタッフさんなのか、鉄なのか。主催者からウェルカムドリンクならぬ、ウェルカムキャンディの配布。キャンディ一つ一つにのし紙が付けられており、とても芸が細かい。参加者に大好評だ。

備後落合方に連結された車両に、一人の女性が折りたたみ椅子を出して、脚をガムテープで固定している。そして大きなケースからおもむろにアコーディオンが登場。

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本日の伴奏・講師、広島市東区のアコーディオン奏者・野口美紀さんだ。列車が2両編成になったため、広島方の車両にはスピーカーを設置して、マイクで拾った音声を流す(帰路は逆に広島形車両に講師が乗車し、備後落合方車両がスピーカー)。

列車が走り出し、講師のあいさつと発声練習が済んだら、いよいよ本番!水田の緑まぶしい三次盆地を車窓に眺めつつ、楽しい歌が始まった。

芸備線 歌声列車
「アルプス一万尺」「線路は続くよどこまでも」「かあさんのうた」などなど、誰でも知っているはずの唱歌が次々と飛び出す。参加者には手作りの歌本が配られ、歌詞を全部覚えていなくても大丈夫(小生は都合で歌本無しになったため、いかに唱歌をうろ覚えしているかを痛感することに)。アコーディオンの豊かな音色に、重なる歌声。いわゆるコーラス風の女声の歌声が中心になっている。数少ない男性参加者は、歌声ではさらに存在感がない。

柳生理事長によると、参加者は8割以上が市外(三次以外の意か)とのことで、広島市をはじめ、竹原や福山など県内各地から集まっていた。新聞報道の力は大きい。所々おばあちゃんに連れられて参加したとおぼしき幼児・児童の姿が見られるが、子ども達は歌える曲も少なく、ちょっと暇そう。また、珍しいケースとしては鉄な息子さんに連れられてきたお母さんという組み合わせも。この男の子は歌そっちのけで前面展望にかぶりついて動画撮影をしていたり。

途中アコーディオン独奏などもはさみつつ、道後山のあたりまで歌いに歌ったり二十数曲。道後山からは奥備後渓谷の車窓を眺めて、折り返し地点の備後落合に到着。

キハ120 2連 歌声列車 芸備線備後落合駅
備後落合駅停車中のキハ120×2連「歌声列車」。この駅では、「奥出雲おろち号」を除いては、2連ですら珍しくなってしまった。

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「歌声列車」備後落合方先頭に取り付けられた「ヒバゴン」ヘッドマーク。

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「歌声列車」三次方先頭に取り付けられた「きりこちゃん」ヘッドマーク。きりこちゃんは投票で選ばれた三次市のゆるキャラ。

「歌声列車」参加者は、備後落合駅で一旦降車し昼食。なんとこの日の昼食に備後落合駅名物「おでんうどん」が登場!

さとやま交流館 備後落合駅 おでんうどん
駅舎と1番ホームの間で、「さとやま交流館」メンバーがおでんうどんをふるまい、ホームには「歌声列車」参加者が列を作った。

備後落合駅 おでんうどん イザナミ茶屋
昼食はおでんうどんに加え、イザナミ茶屋のおこわにぎり(2つ)、デザートにグリーンフィールド西城のアイスクリームと、地元もの三昧の至れり尽くせり。参加者は駅待合室、列車内、駅構内、駅前特設テントなどで、昔日の味に舌鼓をうった。

備後落合駅前にはテントが特設され、安芸高田市のサックス奏者、角浜訓司さんによる生演奏が行われ、参加者のリクエストに応えて歌謡曲やジャズが次々と演奏された。
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画像は右が角浜さん、左が野口さん。野口さんのオカリナとの突発セッションで「テネシーワルツ」を演奏しているところ。

14時を過ぎて、列車は復路に。
復路も大いに合唱を・・・と曲は準備してあるのだけれど、備後落合でお昼をいただき(人によってはビールも!)、列車の心地よい揺れに寝落ちする人が続出。復路は往路よりもアコーディオン独奏多め、歌声やや小さめの「歌声列車」となった。

三次駅に15時過ぎに到着。「歌声列車」の無事な運行終了を祝して、参加者全員で記念撮影。

歌声列車記念撮影 三次駅
参加者の皆さん、主催の「さとやま交流館」の皆さん、おつかれさまでした!

2013/06/23 芸備線三次~備後落合間で「歌声列車」運転

6月23日運行当日追記 (後日、乗車レポアップ予定です)

芸備線 歌声列車
(野口さん(手前)の伴奏で歌う「歌声列車」参加者 撮影:王舞)

23日、庄原市西城町のNPO法人「さとやま交流館」(柳生寿憲理事長)が、芸備線三次~備後落合間に「歌声列車」を走らせた。

「歌声列車」はキハ120形2両編成で、ヒバゴンと三次市キャラクター「きりこちゃん」をあしらったヘッドマークを装着。参加者約90名、NPOのメンバーと広島市東区のアコーディオン奏者、野口美紀さんが乗車した。10時45分に列車が三次駅を発車すると、野口さんの伴奏・リードで「線路は続くよどこまでも」「手のひらを太陽に」など約20曲を参加者が声を揃えて歌った。

列車は12時過ぎに備後落合駅に到着。備後落合駅ではNPOのメンバーが参加者に備後落合駅名物の「おでんうどん」をふるまい、駅前特設テントでは安芸高田市のサックス奏者、角浜訓司さんの生演奏も行われた。

竹原市から孫と一緒に参加した中前伸子さん(69)は、「歌が好きで、新聞記事を見てすぐ申し込んだ。昔から歌ってきた歌を、外の景色を眺めながら歌うのはとても楽しい」と喜んでいた。


6月22日追記
「さとやま交流館」ブログによると、「歌声列車」について当初1両での運行を予定していたところ、2両に増結することが決まったそうです。


6月4日追記

「さとやま交流館」の柳生理事長から安芸矢口企画にお電話いただきました。「歌声列車」は大好評につき、満員受け付け終了になったとのことです。また、当日はシールでヘッドマークを作成し、列車に掲出して走らせるとのことですから、撮り鉄の人も期待してください。


6月2日情報掲載

庄原市西城町や三次市で活動するNPO法人「さとやま交流館」(柳生寿憲理事長)が、6月23日に芸備線三次~備後落合間で「歌声列車」を走らせる。

当日は三次駅に午前10時に集合。列車1両を貸切とし、車内ではアコーディオンの生演奏に乗せて、参加者が懐メロ・童謡・唱歌などを歌うという趣向。

参加費は大人3,000円、小人1,500円でいずれも弁当が付く。募集定員は70名で、受付先着順、6月10日締切。申込はさとやま交流館までメールまたはFAX(0824-62-0870)で。参加希望者全員の氏名・住所・郵便番号が必要。

さとやま交流館のウェブサイト
「歌声列車」の案内(PDF)

・芸備線で楽しむ歌と風景 6月23日、広島・三次駅集合

【河野隆二】JR芸備線の三次―備後落合間の往復4時間を、アコーディオンに合わせて楽しく歌おうというイベントが6月23日に開かれる。懐メロ、童謡、唱歌などを歌いながら、芸備線の美しい景色を楽しむ。主催するNPOさとやま交流館(柳生寿憲理事長)が参加者を募集している。

歌声列車の企画は今回が初めて。同様の企画は各地にあり、中高年に人気だ。滋賀県でも2カ月に1回実施され、毎回大勢の参加者でにぎわう。

ソングリーダーに合わせて思い切り歌う。ストレス解消や血行促進などの効果もあるという。曲目は当日まで「内緒」だが、みんなが歌える歌を用意する。

三次駅に午前10時に集合。先着70人。大人3千円、子ども1500円(弁当付き)。申し込みは6月10日までにさとやま交流館(0824・82・7171)へ。

(記事引用:『朝日新聞デジタル』2013年5月31日付)

2013/06/20 芸備線で徐行区間を勘違いして速度超過

6月20日1039ごろ、芸備線志和口~中三田間において、三次発広島行き普通列車(2両編成、乗客約120名)が、雨による速度規制(時速30km)にも関わらず、同区間を約70kmで走行するという速度超過事案が発生しました。この事案による特段の影響は発生しませんでした。

同区間では19日の2223より速度制限がかけられており、同列車の運転士が、運転指令より通告された徐行解除区間を勘違いしたため速度超過が発生したとのことです。

(ソース:JR西日本プレスリリース)

2013/6/19~ 梅雨の大雨、中国地方全域で鉄道に影響

6月19日、梅雨前線の活動により、西日本全域で強い雨となった。広島県内でも地点によっては19日午後から1時間に10mmを超える降雨が観測され、鉄道各線で運転見合わせ・徐行などが行われた。雨は断続的に降り続け、降水量は広島市では19日63mm、20日80mm、21日33.5mm、安芸高田市甲田では19日89mm、20日55mm、21日20mmとなった。このため、速度規制が解除できず遅れ・間引き運転が4日間にわたって続く事態となっている。

利用者の鉄道に対する信頼感低下は必至の状況であり、事業者・自治体等による雨に強い鉄道への改良・体質改善は急務と言える。

(芸備線)

芸備線は19日21時9分から一部区間で徐行が始まり、20日・21日は終日徐行区間(21日11時の時点で備後落合~三次、上川立~中深川。一時は矢賀以北全区間)があった。 このため、三次からの広島行きは、軒並み1時間以上の遅れを出し、狩留家以南では、大幅な間引き運転が行われた。WEB上の投稿によると、20日の朝ラッシュ時には安芸矢口以南で積み残しも発生していたとのこと。

備後落合以東についても20日始発から徐行が続いている。

(木次線)

木次線は19日の9時半ごろから徐行となり、列車の遅延、一部列車の運休が発生した。

20日には徐行は解除となったものの、油木~備後落合間で落石が発生したため、出雲坂根~備後落合間で運転見合わせとなった。(下方、引用記事もご覧下さい)

(三江線)

三江線は19日に当初江津~石見川本間で徐行(1601発表)、後に江津~口羽間で徐行となり、列車に遅れ・一部列車の運休が発生した。

20日は徐行は解除となったものの、倒木が発見されたため、石見簗瀬~明塚駅間の運転を一時見合わせた。

(福塩北線)

福塩北線は19日午後から徐行となり、20日は終日徐行、21日1256に至り、府中~備後三川で運転見合わせ、21日1540より北線全区間で運転見合わせとなった。22日624より運転再開となったが引き続き徐行している。

(JR西日本運行情報、気象庁WEB、twitter投稿などより構成)

・木次線の線路脇に落石/JR、一時運転見合わせ

 20日午前9時11分頃、JR西日本木次線の油木~備後落合駅間(広島県庄原市西城町油木)で、普通電車木次(午前6時52分)発、備後落合(9時9分)着の一両列車の運転士が線路脇に落石を発見し、手前で停車、運転士が落石を撤去し、列車は運転を再開した。乗客、乗務員にけがはなかった。発見された落石の大きさは、約85センチ×50センチ×30センチ1個で、落石の原因などは調査中。

JR西日本はその処置として、出雲坂根~備後落合間で列車の運転を見合わせ、現地に社員を派遣。点検を行った結果安全の確認ができたため、午後0時24分に運転を再開した。落石の影響で、普通列車1本、出雲横田~備後落合間で部分運休1本、落石を発見した列車に45分の遅れが生じた。影響人員は約10人で、一部区間でタクシーによる代替運転をした。

(記事引用:『島根日日新聞』WEB 2013年6月21日付)

2013/06/04 芸備線にキハ40姫新線色が入線

 

キハ40姫新線色@広島駅

キハ40姫新線色@広島駅

ネットの情報によれば、広島支社に転属、一度幡生工場に入場したものの、5月30日に姫新線色のまま出場。6月2日の回送列車で広島入りし、3日から芸備線で稼働しているとのことです。

詳細をご存じの方がおられましたら、twitter・mixi等で情報をお寄せください。

画像は6月4日朝、広島駅にて、0753三次行きの最後尾に連結されたキハ40-2034。撮影:王舞

戸坂駅駐輪場大改装

かねてから収容台数不足が問題になり、市議会等でも取り上げられていた戸坂駅駐輪場が大改装。

(以下ネット情報・未確認)
市の事業として整備され、1月23日から工事入り。鉄骨2層の新駐輪場が出来上がった。総工費1,920万円とのこと。
駐輪場のみならず、スロープが整備された。

2013/05/07 芸備線GWの利用は大幅減

JR西日本によると、ゴールデンウィーク期間における、芸備線狩留家~広島間の利用者は、

前半(4月26日~4月30日) 4.2万人 (昨年 4.6万人)
後半(5月1日~5月5日) 4.1万人 (昨年 4.4万人)

合計 8.4万人 (昨年 9.0万人) となり、前年より0.6万人(7%)減少となった。

広島シティネットワーク全体では2%減となっており、芸備線の減少幅は大きい。
広島菓子博の影響で、広島市内方面への流動がバス(特に紙屋町周辺)に喰われた?

(出典:JR西日本5月7日付プレスリリース)

2013/04/30ごろ 芸備線対策協議会WEBサイト ついに消滅

三次市、庄原市などで組織する「芸備線対策協議会」のWEBサイト http://www.pionet.ne.jp/~geibisen/ が4月末ごろに消滅した。4月に最終更新があり、サイトの消滅と、三次市関連サイトでの今後の情報発信を告知していた。元々のサイトのアドレスは現在404エラー、三次市や観光協会サイトでの芸備線情報発信は特段増えていない。

WEBサイトができたのは2007年。時刻表、沿線イベント情報などが掲載され、『芸備線 米寿の軌跡』からの引用ばかりではあるものの歴史や車両紹介まで備えたWEBサイトの登場に、ファン・利用者は「ついに行政が活性化に一石を!?」と期待していた。ところが、その後の更新頻度はきわめて低く、一年以上更新されない有様に、木次線の雪害運休になぞらえて「冬眠」などと言われる始末。開設から閉鎖までに何回の更新があったのか。お役所仕事にも程があると批判せざるを得ない、残念なWEBサイトであった。