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2015/10/17 三江線フォトトレイン(第3回・灯編) 参加受付中

三江線沿線住民・事業者の皆さんと安芸矢口企画の協働企画「三江線フォトトレイン」の第3回となります「灯編」(ともしびへん)を10月17日(土)に開催いたします。

この「三江線フォトトレイン・灯編」の参加申込を、9月24日(木)より備北交通さんで受付しております。

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今年春・夏と好評を博した「三江線フォトトレイン」。第3回となる「灯編(ともしびへん)」では、10月17日(土)に行われる美郷町(旧大和村)の「光と伝統芸能の祭典」を舞台にして、三江線とロウソクの灯りが織りなす幻想的な風景の撮影にチャレンジします。

「三江線フォトトレイン・灯編」7つのお楽しみ

・「日本一のローカル線」、三江線に乗車

・竹灯籠があたたかく彩る、石見都賀のまち並みを散策&撮影

・竹灯籠と三江線のコラボ写真に挑戦!今回も鉄道写真の先達お二人がコーチします。

・オリジナル竹灯籠を作って、実際に会場で点灯

・本場・石見の夜神楽を鑑賞

・夕食は地元の味満載のお弁当をご用意

公共交通だけでは日帰りが難しいイベントに、自ら竹灯籠作りで参加して、さらに楽しみ尽くすツアーが出来ました!
しかも今回は広島発着プランをご用意。広島市内からさらに参加しやすくなりました。

takeakari(竹灯籠・作例)

参加費用は夕食弁当付きで三次発5,000円、広島発8,000円となります。お申込は、備北交通観光課0824-62-3372までお願いします。
受け付けは9月24日(木)からとなります。お間違えの無いようお願いいたします。


・祭りや列車 撮影しよう ~ 17日三江線ツアー

美郷町都賀本郷で17日夜にある「伝統芸能と光の祭典」に合わせ、鉄道ファンでつくるグループ安芸矢口企画(広島市安佐北区、小野和彦代表)は、JR三江線に乗る日帰り撮影ツアー「フォトトレイン・灯編」を開く。

午後1時50分、三次駅に集合し、三江線で口羽駅(邑南町)へ。バスで移動して夕食と神楽団の舞を鑑賞した後、祭りや列車の撮影に挑戦する。午後8時50分、三次駅に向け帰りのバスが出発する。

広島駅南口発午後0時5分、広島バスセンター同0時20分の高速バスを使って三次駅で合流するコースも設けた。雨などで祭りが中止の際はツアー内容を変更することがある。

伝統芸能と光の祭典は、松尾山八幡宮の境内などに置いた約3千本の竹灯籠を午後6時に点灯。幻想的な雰囲気を醸し出す。

募集は40人で先着順。参加費は三次発5千円、広島発は高速バス料金込みで8千円。備北交通0824(62)3372。

(記事引用:『中国新聞』2015年10月5日付朝刊)

2015/08/30 三江線フォトトレイン(第2回・祝編)レポート 後半

特別列車「江の川号」の発車時間が近づいたので、「三江線まつり」はまだ続くのですが浜原駅に移動します。

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記念式典に参加していた、首長さん、議員さんらや、ゆるキャラたちも移動してきて、「江の川号」の出発式が行われました。お偉方によるテープカットがあり、ゆるキャラによる出発合図を受けて、「江の川号」の後半の旅が始まりましす。

フォトトレイン参加者はここでも二手に分かれます。「江の川号」の出発を外から撮影してバスで移動する組と、「江の川号」に乗り込んで石見松原まで乗車する組です。

「江の川号」の車内はこんな感じ。
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座席に対して7割ほどの乗車でしょうか。浜原を出発すると間もなく、活性化協議会の方が乗車記念品を配りに来られました。手提げ袋の中には全通40年記念誌(8pのリーフレット)、駅名キーホルダーなどが入っていました。

列車は普段の列車よりもゆっくりと走ります。ワンマン列車ばかりになってしまった三江線にあって、この列車には車掌さんが乗務。肉声での次駅案内に、少し懐かしさをおぼえます。また、三江線の沿革や、沿線の見所などもアナウンスしていました。

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フォトトレイン一行は石見松原駅で下車。並行する国道からもぱっと見では分からない、小さな駅に降り立つことが出来るのも、ツアーならでは。ここでバス組と合流して、一駅分戻ります。

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潮駅前の潮温泉大和荘で休憩です。第1回の反省を活かし、今回は入浴だけでたっぷり80分の時間を確保。存分に掛け流しの名湯を楽しんでいただきました。

大和荘を15時半ごろに出発し、バスで向かったのは口羽駅近くの邑南町口羽中央集会所。ここで、三江線でも大プッシュしている石見神楽の、ミニ神楽面・色つけ体験を行いました。

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あらかじめ用意された、般若・狐といった紙製のミニ神楽面に、水彩絵の具で着色していきます。絵筆を握ることなど、なくなって久しい参加者がほとんどでしょう、皆童心に返ったような笑顔で筆をとっていただきました。そのできあがりがこちら

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珍しい体験を行った後は、木々がバスの屋根を打つ隘路を進み、江の川を再び越えて天空の駅・宇都井へ。ここでフォトトレイン一行を待っていたのは、宇都井区住民の皆さん。

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手製のコーヒーゼリー、スイカと飲み物を用意して、歓迎していただきました。宇都井駅の高架下に、休憩用の椅子や、INAKAイルミフォトコンテストの作品展示なども用意していただき、参加者一同大喜び。秋のINAKAイルミに向けて、再訪を約束する参加者も見られました。参加者は周辺から宇都井駅を撮影したり、ホームへ上り下りして「バリアアリー駅」ぶりを味わったり、ホーム上からの宇都井の風景を楽しみました。

観光バスは宇都井まででお役御免となり、宇都井~三次間は定期列車に乗車します。

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宇都井の皆さんにお見送りを受けて、三次行き列車に乗車します。列車は浜原駅で見かけた、キハ120の神楽ラッピング車です。車内にも一部神楽にちなんだ内装がされています。

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三江線まつりからの帰りのお客さんがあるためか、フォトトレイン参加者が乗ると若干座席が足らないほどの乗車率となりました。一行は特別列車ではない普段着の三江線を楽しみ、途中式敷では「江の川号」から返却回送されるキハ126神楽ラッピング車とも遭遇し参加者がカメラを向けていました。終点の一つ手前、尾関山駅では近くに保存されている蒸気機関車48650号機の保存会の方が、列車到着に合わせて汽笛を吹鳴してくださいました(残念ながら聞こえず)。

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19時前、列車は終点・三次に到着。これをもって三江線フォトトレイン(第2回・祝編)無事終了となりました。

参加者と関係の皆様に改めて感謝申し上げます。

この記事(前編含む)の画像は、フォトトレイン参加の皆様と、快速シティライナーさんからご提供いただきました。ありがとうございました。


下道会総裁さんがレポート(5本立て)を書いてくれました。ぜひお読みください。

持っている路線 三江線フォトトレイン参加記1
静かなる戦い 三江線フォトトレイン参加記2
40歳のアニバーサリー 三江線フォトトレイン参加記3
楽しみ自分色 三江線フォトトレイン参加記4
心からの「おもてなし」 三江線フォトトレイン参加記5終

2015/08/30 三江線フォトトレイン(第2回・祝編)レポート 前編

安芸矢口企画が、三江線と沿線の人・風土を結んで、観光ルートとして提案する「三江線フォトトレイン」。第2回となる「祝編(いわいへん)」を、三江線が全通40周年を迎える2015年8月30日に実施しました。今回もツアーとしての催行は備北交通さんにお願いしております。

gn150830-1(三次駅前)

朝8時、新しい三次交通観光センターに本日のバスと三次発着の参加者が集合しました。

予定時刻を少し過ぎて、三次駅を出発。三次インターから中国道を走り、千代田インターへ。千代田の道の駅へ立ち寄り、千代田発の参加者が乗車。千代田発は、広島市内からの参加を容易にするため、今回新たに設けた乗車地です。千代田で参加者全員と写真のご講師「先達」お二人、満員のお客様が揃い、ここで安芸矢口企画代表の小野から挨拶・趣旨説明など。

バスは途中、瑞穂の道の駅での休憩を挟みつつ北上。車内では、三江線全線復旧1周年記念の「希望のバトン」の動画などを上映して三江線への期待を盛り上げました。1時間あまり走行して、第1の目的地である三江線因原駅近くにかかる井原川橋梁に到着です。

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この鉄橋は、2013年8月の大水害時に橋脚1本が流出し、災害とその後の復旧のシンボルとなった場所です。ここで、特別列車「江の川号」を撮影するという趣向になっています。

フォトトレイン参加者は二手に分かれて撮影を行います。一隊は井原川橋梁の因原側のたもとに展開(上の画像)、この場所には他の撮影者も多数来ていました。もう一隊は対岸にある因原児童公園の長い長い階段に陣取り、因原の町並みをバックに列車を後打ちで撮影します。それぞれに「先達」お一人ずつがついて、助言などを行います。参加者一同、入念に構図を検討して迎えた1052、キハ126系神楽ラッピング車2連の「江の川号」がゆっくりと姿を現しました。

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因原でお弁当を積み込んで、さらにゲストを迎えます。
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石見川本駅のお出迎えおじさんこと、川本町観光協会の有田恭二さんが乗車。浜原までの移動中、三江線や沿線の歴史(豪族・小笠原氏など)についてたっぷりとお話いただきました。

バスは30分少々で浜原駅へ到着。ゆっくり走る「江の川号」を途中で追い抜きましたから、キハ126とキハ120の神楽ラッピング同士の交換も撮影することが出来ました。

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公募で選ばれたデザインによるヘッドマーク。

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浜原駅は、「江の川号」から降りてきたお客さん、「江の川号」を待ち受けていたお客さん、フォトトレインの参加者も加わり大混雑。浜原駅にこのような人混みができるのは、いつ以来なのでしょうか。

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浜原駅近くの浜原隣保館(旧・浜原小学校)では、全通40周年を祝う「三江線まつり」が行われています。屋外では「浜原カヌー音頭」の皆さんの太鼓演奏や、ミニSLの運行、「おおち山くじら」(イノシシ)をはじめとする地元産品の即売などが賑やか。大会議室では溝口島根県知事、高垣広島県副知事らを迎えて全通40周年式典が行われ、公募していた三江線の愛称の発表などが行われました。記念式典については別記事をご覧ください

体育館では三江線の貴重な写真・資料の展示、鉄道グッズの販売、
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ステージでは神楽や、現在ゆるキャラグランプリで大苦戦中のしまねっこのショー、

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石見川本鉄道研究会さんも出展されていて、プラレールのプレイコーナー、鉄道模型の展示、コミック「三江線クルーズ(1)」他の販売などされていました。

客席は飲食可能となっており、フォトトレイン参加者の一部はここでお弁当を食べたようです。フォトトレインでは、今回も美郷町・旧大和村の皆さん手作りの特製弁当を用意しました。

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山くじら丼、エゴマの入った和え物、お煮しめといった地域色ある内容で、このたびも参加者に大好評でした。フォトトレイン参加者が、外部の人に「そのお弁当はどこで買えるのですか」と聞かれたという話もあったようです。

(以下後半に続きます)

2015/08/30 三江線フォトトレイン(第2回)終了御礼

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(希望者は石見松原駅まで臨時江の川号に乗車)gn20150830a(口羽公民館、神楽面の色付け体験終了後の記念写真)

8月30日に実施いたしました「三江線フォトトレイン(第2回)祝編」は、おかげさまで無事終了いたしました。

心配されていた雨も、フォトトレイン開催時間中は降らず、満員のお客様といっしょに晩夏の三江線と、全通40周年記念行事を楽しむことができました。

ご参加いただきました皆様、現地で受け入れをしていただきました沿線地域の皆様、JR西日本の皆様、主催をしていただきました備北交通様に厚く御礼申し上げます。

2015/08/30 三江線フォトトレイン(第2回・祝編)参加受付開始→満員御礼

三江線沿線住民・事業者と安芸矢口企画は、協働企画「三江線フォトトレイン」の第2回となります「祝編」(いわいへん)を三江線全通40周年記念行事が行われる8月30日に開催いたします。

この「三江線フォトトレイン・祝編」の参加申込を、7月31日より備北交通さんで受付いたします。

phototrain2(←募集チラシ、クリックで拡大)

今年3月末に好評を博した「三江線フォトトレイン」。第2回となる「祝編(いわいへん)」では、8月30日に行われる三江線全通記念行事と記念列車を中心軸にして、三江線と沿線の魅力を味わえる日帰り企画をご用意しました!

「三江線フォトトレイン・祝編」7つのお楽しみ

・水害で流出した後再建され、復旧のシンボルとも言える「井原川橋梁」で全通40周年特別列車(キハ126)を撮影

三江線全通40周年記念行事(浜原隣保館、浜原駅前)に参加、地域といっしょにお祝い。神楽の鑑賞も。

・浜原駅での全通40周年記念列車出発式に参加・撮影(オプションとして、特別列車乗車も可能)

・三江線の名湯「潮温泉」にご入湯

石見神楽の絵付け体験、オリジナルカラーの神楽面を作って持ち帰り可能

天空の駅「宇都井」から三江線に乗車。地域からのおもてなしも。

・前回大好評だった山くじら(イノシシ)のお弁当を今回もご用意

参加費用は昼食弁当付きで5500円となります。お申込は、備北交通観光課0824-62-3372までお願いします。

(2015/8/19追記)

三江線フォトトレイン第2回・祝編は、ご好評の内に満員御礼となりました

お申し込みいただきました皆様、備北交通様、報道していただきました『中国新聞』様、情報の拡散にご協力いただきました皆様、まことにありがとうございました。

次回、第3回を10月に秋らしい企画でお届けする予定です。今回ご参加いただけなかった皆様、ぜひそちらにもご注目下さい!

・三江線40年 撮影へ行こう 30日に鉄道ファン計画

JR三江線の全線開業40周年記念イベントに合わせ、広島市などの鉄道ファンでつくるグループ安芸矢口企画(小野和彦代表)は30日、沿線で写真撮影する日帰りツアー「フォトトレイン」を開く。

午前8時に三次駅(三次市)または午前8時45分に道の駅舞ロード千代田(広島県北広島町)に集合し、バスで移動。2013年8月24日の豪雨被害から再建された井原川橋梁(きょうりょう)(川本町)を石見神楽ラッピング車両が渡る姿を撮影する。

午後からは、浜原駅(美郷町)の駅前である全通40周年記念行事に参加する。近くの潮温泉や、神楽面の色付け体験ができる口羽公民館に立ち寄った後、地上20メートルにホームがある宇都井駅(邑南町)へ。三江線に乗り三次駅に帰る。

24日締め切りで定員27人。弁当、入浴代を含む参加費は5500円。備北交通観光課Tel0824(62)3372。

(記事引用:『中国新聞』2015年8月14日付朝刊)

2015/3/29 三江線フォトトレイン・桜編 運行(速報版)

3月29日、安芸矢口企画で企画を行いました、三江線を貸切列車と貸切バスの両方で楽しむ「三江線フォトトレイン」が催行されました。運営・実施を担うのは、三江線コスプレ列車等の運営実績がある備北交通さんです。

安芸矢口からの参加者一行は10時前に芸備線で三次に到着。隣接する三次市観光交通センターに移動しますと、既に備北交通さんが受付を設置されており、まずは受付、参加費5,500円の支払いと、5箇所の選択可能区間の行程希望調査票を出します。

ツアー用の名札、三江線活性化協議会提供のクリアファイルと資料のセットを受け取ります。さらに先達を務めていただくtamiki73さん手製のフォトトレイン乗車記念カードと、備北交通のキャラクタータオル(入浴用)が配布されました。

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参加者は小学生から高齢者まで、合計30名と発表されました。少し意外だったのが、女性参加者が10名以上あり男女の偏りが小さかったこと。そして、年齢層の高さ(リタイア済みと思われる参加者多数)。

10:40より出発式を行い、先達お二方の紹介と諸注意などがあり、三次駅ホームへ移動。そこにいたのは、

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キハ120の広島色!普段の三江線は浜田のキハ120で運行され、三次からの団体列車も以前は浜田車で運行されていたのですが、なんでも1年ほど前から合理化のために、三次発着の団体列車は広島車を借りて運行するようになったとのこと。
また、ホームの列車発車案内で、我々の列車が「普通 式敷行」という謎の内容で表示されるという小ネタも発生しておりました。

11:05、定刻に団体列車「三江線フォトトレイン・桜編」が発車しました。
三江線の歴史、尾関山の桜・さくら祭り、市民会館の保存SL、秘境駅の話などアナウンスをしている内に、長谷に到着。

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長谷には10分停車し、中国地方有数の秘境駅を楽しみました。

列車は香淀へ。香淀からは貸切バスが列車と併走します。

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貸切バスは、日頃三次から三江線の石見都賀あたりまで運行している、備北交通の日野レインボー。板張りの床も懐かしい、車齢20年のベテラン車です。選択第一区間である香淀~口羽で、バスを希望する参加者が移乗します。この区間では、口羽駅の三次方で道路が線路をオーバーパスする地点へバスで先回りして、やってくる列車を撮影する計画です。

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口羽で列車は15分停車。撮影を済ませたバスも口羽駅前に到着し、ここで選択第2区間(口羽~潮)の乗り換えです。

列車は、新線区間(といっても40年前の開通)に入り、長いトンネルを次々にくぐります。車内では先達tamiki73さんが、車窓の見どころを本当に細かいところまでご案内。参加者は車内を右に行ったり左に行ったり、退屈する暇がありません(バスにはもう一人の先達・山岡山さんが乗車しています)。「天空の駅」とも称される宇都井では、観光徐行でゆるゆると通過して、皆が車窓から20メートル下の地面を見下ろします。

大休止を行う潮に到着。地元自治会の皆さん、お弁当の製造を担当していただいた「だいわもんど」の皆さん、美郷町三江線利用促進協議会の皆さんの歓迎を受けました。バス組が追いついたところで、全体の記念写真を撮影。

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撮影後、早乙女姿の「だいわもんど」のスタッフさんからお弁当とお茶を受け取ります。お弁当は「三江線フォトトレイン・桜編」のために企画していただいた新メニュー「山くじら丼弁当」。

gn20150329i  外観(これは後日撮影)

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2段の容器に入っているのは、山くじら(美郷町のブランドイノシシ肉)の甘辛丼、原木しいたけの陣笠煮、ゴボウの鶏肉巻き、出汁巻きたまご、あすっこ(JAしまねが力を入れるビタミン菜とブロッコリーの交配種)の胡麻和え、キュウリの桜漬けなど。すべて手作りのおかずが、ぎゅっと詰め込まれたお弁当は女性参加者を中心に大好評でした。特に肉厚で香り高い椎茸の陣笠煮の評判が良かったようです。

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駅前の民家には歓迎の横断幕が掲げてありました。なんでも、このフォトトレインの企画に合わせて美郷町三江線利用促進協議会で新調されたとのこと。ありがたい限りです。

駅前からバスに乗るか、少し歩いて、潮温泉大和荘さんへ。フォトトレインの名札を見せると、入浴できるようになっています(私はご協力いただいた団体・施設さんへの挨拶回り等で入れませんでしたorz)。潮温泉は少し泥で濁ったようなお湯で、これが実によく温まる名湯です。大和荘さんには温泉の他、お弁当を食べられるよう食堂を開放していただきました。また、普段は粕淵の産直市でしか販売されない、珍しい果物「ポポー(wikipedia)」のジェラートの特別販売が行われました。

この他、私有地からの列車撮影をさせていただいたり、テントをご用意いただいたりと地域の皆様から大変なご協力をいただきました。

潮での停車中には、オプションツアーを行いました。バスで少し川下の河原まで移動し、江の川を挟んで潮駅と列車の撮影を行うという内容です。

90分あまりの停車を終え、また列車組とバス組に分かれて石見簗瀬へ向かいます。バス組は石見簗瀬の駅手前から、簗瀬の一本桜を絡めた(実際には桜が咲いていないので近くの梅を絡めた)写真を狙い、列車組は粕淵駅の桜や江川橋梁を楽しみながら進みます。浜原駅ではキハ120の神楽ラッピング車(三江線神楽号)との交換となり、車内から一斉にカメラや携帯電話が向けられました。私はこっそりポポージェラートを。

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石見簗瀬までとなる貸切列車。車内では米子支社の車掌さんから「おもいできっぷ」のプレゼントがありました。「図柄が三江線と関係無くて申し訳ありません」とのことですが、日付印もばっちり押してあって参加者一同大喜びです。

バス組はこんな写真が撮れたようです(いずれもどんちゃんさんの画像)

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お世話になった貸切列車を見送り、駅前へ。地域の議員さんやおおち山くじら生産者組合(→島根県資料リンク先はpdf)の皆さんの歓迎を受けます。石見簗瀬の木造駅舎を楽しんだら、バスで小移動をして「旧吾郷小学校跡」へ。学校統合で使われなくなった小学校跡を地域で管理されている施設とのこと。こちらの玄関先にも、今回に合わせて新調されたという歓迎の横断幕を掲出していただきました。潮地区の桜に対して、吾郷地区はイノシシ柄になっています。

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校舎の2階の元図書室だった部屋が、畳敷きに改められており、ここで本日の写真の品評会が行われました。プロジェクタ等の機材・セッティングはすべて地域にご用意いただきました(感謝!)。畳敷きなので足を伸ばしてくつろぎつつ、先達の山岡山さんの仕切りで品評会がスタート。お祖父さんと一緒に参加してくれた小学生くんを皮切りに、参加者の積極的な作品発表が行われました。

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廊下では、おおち山くじら生産組合の皆さんによる、山くじらソーセージ、山くじらホットドッグ、コーヒーやハーブティーの販売と、イノシシ皮製品の販売が行われました。

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ちなみに、こちらが私が購入したイノシシ皮のキーホルダー(500円)。自転車の鍵に付けようと思います。

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作品発表が終わったところで、三江線活性化協議会の事務局長さんが登場。活性化協で新たに三江線写真のコンクールを実施することが決まったとの告知をされました。この後、山岡山さんから三江線写真の作例紹介などがあり、旧吾郷小学校での行事を終了しました。

ここから復路。バス組は鉄道橋と歩道が併設されている江川第一橋梁へ先回り。列車組は定期列車で三次を目指します。列車組は、車内でバス組がどのあたりから撮影してくるかを予想。見つけたら手を振ろうという話をしていましたが・・・

うまくバス組を発見したどんちゃんさんの画像がこちら。乗り合わせた他の乗り鉄さんや、一般の乗客の方は突然現れたカメラマン集団に驚かれたようでした。

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最後のバス・列車選択駅となる作木口でバスから7人が列車に乗り換え、単行の列車はほぼ座席が埋まる状態に。画像は作木口から撮る江の川と、対岸に停車しているフォトトレイン貸切バス。

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列車は18:47に三次駅に到着。18:57の芸備線広島行きに16名が乗り換えることから、駅のホームで無事終了・御礼のご挨拶をして解散となりました。


おかげさまで天候にも恵まれ、事故も無く愉快なツアーを実施することが出来ました。

企画の実施にご協力いただきましたすべての皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
ご参加いただきました皆様にも、スムースな運営に大変ご協力をいただきましたこと、御礼申し上げます。

SPECIAL THANKS

・備北交通株式会社様
・西日本旅客鉄道会社様
・三江線活性化協議会様
・美郷町三江線利用促進協議会様
・合同会社だいわもんど様
・潮温泉大和荘様
・社会福祉法人吾郷会様
・おおち山くじら生産者組合様
・吾郷地域連合自治会様
・潮・曲利連合自治会様
・川本警察署様
・国土交通省浜田河川国道事務所川本出張所様
・中国新聞社様
・中国放送様
・先達 山岡山様、tamiki73様
・情報拡散にご協力いただいた皆様
・ご乗車いただいた参加者の皆様


ご参加いただいた、備後落合通信事務局さんの愉快で読みやすいレポートです。ご紹介ありがとうございます!
・「三江線フォトトレイン 当日編(前半)」
・「三江線フォトトレイン 当日編(後半)」


これだけ多くの方に関わっていただいた、「三江線フォトトレイン・桜編」。ご参加いただいた皆様からにも好評だったこともあり、単発企画で終わらせるのはもったいないな~と考えております。特にこのたびは告知がギリギリになってしまい、「今言われても無理だ!」という方も多数おられましたのが悔やまれる点でした。もし第二弾が打てるようであれば、またお知らせしたいと思います。