タグ別アーカイブ: リバイバルちどり

リバイバルトレイン急行ちどり 指定券の転売状況まとめ

前のポストで「リバイバルちどり」が8便全席、合計896席完売だったことをお知らせしました。
残念な事にそのうち80席弱が転売されていた事が分かりました。

ヤフーオークションの履歴によりますと、8月から9月にかけてリバイバルちどりの急行券を扱ったオークションが把握している限りで56件落札され、関わった指定券は78席分でした。リバイバルちどりの急行券を3回以上出品したIDは7つあり、もっとも多いもので19枚の急行指定券を売りさばいており、9枚売ったIDも2つありました。

落札価格は全体の4分の1程度が定価の1240円のまま終了している一方で、高いものは1枚7250円の値が付きました。全体の平均単価は2221円、上下1割(オークション件数ベース)を除いた単価では2122円でした。

出品者が得た利益、裏を返せば落札者が余計に負担したコストは総額で約7万6千円、1枚あたり約980円でした。全国的な人気列車というわけではありませんので、発生してしまった利ざやは大きくはありませんが、テンバイヤーによる購入によって、チケットを購入できなかった・乗車できなかった人の心中を思えば、その無念はいかばかりでしょうか。全てのオークションが転売屋(テンバイヤー・転売厨)によるものではないでしょうが・・・

オークション主催者が乗車券類の常習的な転売者を排除すること、JRが一部コンサートのように転売チケットを無効にする事、常習転売者がダフ屋行為として摘発される事などで、「テンバイヤー」が撲滅される事を願ってやみません。

2013/10/21 広島DC 「ちどり」完売、芸備線も乗客増

JR西日本は21日、7月1日から9月30日まで開催していた「広島県デスティネーションキャンペーン」の成果報告書を発表しました。

デスティネーションキャンペーンはJR各社と、広島県、地元業者などが連携して、特別企画、旅行商品開発などを行い、観光客の集客を図るものです。今次キャンペーンでは、広島市内のループバス「めいぷるーぷ」の運行、芸備線での「リバイバルトレイン 急行ちどり」などが企画実施されました。

DC全体として、一定の成果が上がったようです。当ニュース関連線区については以下のような結果が報告されていました。

・芸備線(狩留家~広島)の利用者が前年比104.5%に

1日あたり400人程度、3カ月で3万5千人ほどの利用増ということになりましょうか。この夏JR西は多くの支社で近距離券の販売が伸びていますので、全てがDCのおかげということはないでしょうが、少なくともリバイバルちどりの乗客と、撮り鉄の民族大移動の効果はあったことと思われます。

・リバイバルトレイン「急行ちどり」全列車完売御礼

「急行ちどり」について、運行日数4日間、定員896名に対し利用者896名と発表されました。めでたく全列車完売となり、乗る人、撮る人、見学する人で、広島駅・三次駅・沿線も大いに盛り上がりました。また特別列車の企画を期待したいところです。

小生乗車のリバイバルちどりが、乗車率7割程度であった事から、JRのいう利用者数というのは、指定席の販売数であると考えられ、実際の利用者(乗車人数)はもっと少ないはずです。初日のみ設定された旅行商品への組み込み、転売対策などで、「乗りたい人が乗れる」列車に近づければ、さらに集客に寄与できたのではないでしょうか。

・福塩線開通99周年うたごえ高原列車 37名乗車

定員40名の旅行として発売され、完売しておりましたから直前にキャンセルでもあったのでしょうか。こちらも盛況だったようで何よりです。

(ソース:JR西日本プレスリリース 2013年10月21日「広島県デスティネーションキャンペーン成果報告書」)

三次市観光公式サイトに、三次のゆるキャラ「きりこちゃん」が福塩線うたごえ列車をお見送り・・・という記事がありましたのでご紹介します。

・「福塩線「うたごえ高原列車」をきりこちゃんがお見送り!」
https://miyoshi-kankou.jp/?p=2466

2013/09/08 リバイバルちどり@安芸矢口

リバイバルちどり運転最終日の9月8日(日)、安芸矢口駅周辺での撮影です。画像・動画は全て王舞の撮影です。

http://www.youtube.com/watch?v=A4DyrPatFUk

(動画)2013/09/08 リバイバルトレイン急行ちどり(上り) 安芸矢口駅通過
安芸矢口駅の跨線橋から撮影しています。

安芸矢口駅 発車案内

上りちどり通過前。安芸矢口駅の発車案内表示は「通過」となっています。

下りちどり、安芸矢口通過

安芸矢口駅を通過し、曲線にかかる下りちどり。

急行ちどり 沖矢口の築堤

速度を上げながら沖矢口の築堤を進む

急行ちどり 安芸矢口~戸坂間

少し角度を変えたカット

矢口川水門と急行ちどり

矢口川水門と急行ちどり。

以上、撮影は全て2013年9月8日、撮影場所は安芸矢口駅または芸備線安芸矢口~戸坂間です。

2013/09/01 リバイバルちどり(1)上りちどり三次駅到着

リバイバルちどり、三次駅の列車発車案内(撮影:王舞)

リバイバルちどり、三次駅の列車発車案内(撮影:王舞)

9月1日(日)、運転二日目となる「リバイバルトレイン 急行ちどり」の下り列車に乗ってきました。

発売即完売、ヤフオクで高騰、その後何度か検索しても満席・・・と乗車を諦めていたリバイバルちどり。この日三江線取材に出向く途中に、安芸矢口駅でダメ元で空席を調べると、なんと上下とも1席ずつ空席がありました。誰かがキャンセルしたのでしょう。即購入し、同行者と計らって片道ずつ「リバイバルちどり」に乗車することとしました。

三江線取材の口羽からとって返し、12時ごろに三次駅に到着。まず目に飛び込んできたのは、急行列車の写真展です。

三次駅 急行列車写真展(撮影:王舞)

三次駅 急行列車写真展(撮影:王舞)

三次鉄道部の皆さんの作品だそうです。末期の姿から、古いところでは気動車急行が蒸気機関車と並んでいるものまで。

広島までの乗車券を券売機で購入していると、後方を何やら不思議なシルエットが通過しました。三次のゆるキャラ、霧の海をモチーフにした「きりこちゃん」です。

上り「ちどり」が三次駅1番ホームに到着(撮影:王舞)

上り「ちどり」が三次駅1番ホームに到着(撮影:王舞)

間もなく、1番線にリバイバルちどりの上り列車が到着。

きんさいエイドさんと「きりこちゃん@三次駅(撮影:王舞)

きんさいエイドさんと「きりこちゃん@三次駅(撮影:王舞)

上り「ちどり」のお客様を三次市「きんさいエイド」さんと、きりこちゃんがお出迎え。さらに観光協会スタッフによるエコバッグ(三次市イラスト入り)配布が行われました。

庄原方に一旦引き上げるリバイバルちどり(撮影:王舞)

庄原方に一旦引き上げるリバイバルちどり(撮影:王舞)

上り「ちどり」は乗客を降ろすと、すぐ扉を閉めて庄原方へ引き上げ、ややあって下り「ちどり」として2番線に入線しました。(続く)

2013/08/31 リバイバルちどり出発式は台風のため中止

2013年8月30日 広島駅 リバイバルトレイン急行「ちどり」号出発式典およびイベントの中止について

 平成25年8月12日付けでお知らせしていました、広島駅でのリバイバルトレイン急行「ちどり」号出発式典および南口駅前ひろばでの観光PRイベントにつきましては、台風15号接近のため中止いたします。

 ※注釈 平成25年8月12日付けのプレスリリースはこちらをご覧ください。

※注釈 リバイバルトレイン急行「ちどり」号については、運行予定ですが天候などによっては運行を中止する場合もありますのであらかじめご了承ください。

※注釈 広島駅南口駅前広場でのステージイベントや観光PRおよび物産展については、8月31日(土曜日)、9月1日(日曜日)の両日とも中止します。

※注釈 トレインマルシェにつきましては実施の予定ですが、今後の天候次第では中止する場合もございます。また、営業時間途中においても、列車の運行状況により中止する場合がございますので、あらかじめご了承ください。

(記事引用:JR西日本プレスリリース) http://www.westjr.co.jp/press/article/2013/08/page_4386.html

なんと間の悪い台風であったことか!
安全面から運営者としてやむを得ない判断ではあります。当日、イベントの一部であろう横断幕の掲示や、駅長による発車合図などはありましたので、いくらか救われた感があります。また、ホームは鉄道ファンで混み合い、予定通り式典が行われていれば、さらに混雑していたかと思うと、ある意味で結果オーライだった部分もあるかもしれませんね。

リバイバルちどり 指定券は運行4日間全てで瞬殺

芸備線で8月31日、9月1・7・8日の4日間運転される、リバイバルトレイン「急行ちどり」の指定席券が4日分とも発売日の10時で即完売していたことが分かった。これは安芸矢口企画の代表及び関係者が7月31日、8月1・7・8の各日10時、みどりの窓口で指定券を購入しようとした結果判明した。

10時に発券できなかったり、発券に成功しても次の瞬間には残席ゼロになっていたことなどが報告されている。なお、JTBが発売した8/31のリバイバルちどりを利用する日帰り旅行も完売となった。

その一方で、ネットオークションに「急行ちどり」の指定券が多数出品されている。出品者の評価履歴を見ると、常習的な指定券寝台券の転売を行っている者が大多数であり、多数の指定券が「プロ転売屋(もしくは転売厨)」の手に落ちていたということが分かる。現行のダフ屋に対する法規制は、ネットオークションへの適用が難しいところがあり、こういった転売屋は半ば野放し状態になっており、乗車を希望する人々への大迷惑となっている。時代に応じた法規制と、オークション開催者の自主規制、JRによる転売対策が期待される。

2013/09/01~ 福塩線開通99周年記念「寄り道スタンプラリー」他

JR西日本は8月12日、同社サイトにプレスリリース「広島県デスティネーションキャンペーン中間報告などについて」を掲載した。

7月中の、キャンペーンでPRされた主要施設や、広島県向けJR商品の販売数、県内二次交通(広島DCで新規設定したもの)などの利用者数が報告されている。神楽門前湯治村、三次ワイナリーなどが大きく客数を伸ばす一方で、循環バス「めいぷるーぷ」や、湯治村直行バスなどが、一便あたりの平均利用者数が10人を下回る苦戦をしている。

この報告の中で、今後(8月以降)の主な企画、イベントが紹介されており、当ニュース対象線区の行事として、以下のものが上がっている。

●急行ちどり出発式およびウェルカムイベント(8月31日、9月1日)
・場所
JR広島駅
・時間
8月31日(土曜日)11時から20時(予定)
9月1日(日曜日)10時から18時30分(予定)
・内容
市町による観光PRステージ、神楽公演、ブース出展など

以前から、31日の出発式は告知されており、ウェルカムイベントの部分が新規発表。南口にテントやステージを設置して行うものか。

●福塩線開通99周年記念「寄り道スタンプラリー」(9月1日から10月31日)
●福塩線うたごえ高原列車イベント(9月29日)

詳細は不明。今後の発表が待たれる。

JRのプレスリリースのURLは以下の通り。

http://www.westjr.co.jp/press/article/2013/08/page_4280.html

2013/08/31~ リバイバルちどり運転に伴うダイヤ変更

『JR時刻表』8月号によると、芸備線リバイバルトレイン「急行ちどり」運転に伴い、芸備線では8月31日、9月1日、9月7日、9月8日の4日間、一部列車のダイヤが変更される。

まず、上り「ちどり」
急行「ちどり」9814D 全席普通車指定席 広島1055→下深川1110→志和口1131→向原1142→吉田口1149→甲立1153→三次1210

下り「ちどり」
急行「ちどり」9815D 全車普通車指定席 三次1306→甲立1323→吉田口1327→向原1335→志和口1345→下深川1403→広島1418

・時刻が変更される上り列車

広島発11時の三次行き普通列車1858D 「ちどり」直後を走る列車。広島発所定1100を1112発として運転。三次には所定1245着のところ、1251着となる。

広島発13時30分の狩留家行き普通列車3844D 下深川で「ちどり」と時間変更で遅れてやってくる広島行き普通の2本を待避。このため、下深川を所定1400に発車するところ、1413発に変更。

広島発14時の三次行き普通列車1832D 矢賀で「ちどり」と交換するため、広島発を1407に変更。

・時刻が変更される下り列車

三次発1003の広島行き快速「みよしライナー」5861Dと
下深川発1136の広島行き普通列車3843Dは運休。

代わりに、名無しの臨時快速9861Dが走る。
ダイヤは三次発1012、甲立1029、向原1039、志和口1100、下深川1136で下深川以南は3843Dのダイヤを踏襲する。広島から来る列車との交換に、疑問符のつくダイヤ設定になっている。

もう1本5861Dの下深川以南の時刻に近いダイヤの臨時普通列車
下深川発1114広島行き9859Dが運転される。

狩留家発1350の広島行き3853Dは「ちどり」が通過した後を追い、狩留家発1403で運行。

三次発1303の広島行き1867Dも「ちどり」を追う時刻に変更され、三次発1313で運行。下深川以南は通常通りのダイヤとなる。

JTB、リバイバルちどりを行程に入れた旅行商品発売

8月31日に運行初日を迎える「リバイバルトレイン 急行ちどり」。その初日のリバイバルちどりを行程に組み込んだ旅行が、JTBから発売されることが分かった。

商品名は「リバイバルトレイン急行「ちどり」に乗る(日帰り)」で、行程が2通り設定されている。

Aコース
広島駅新幹線口からバスで三次ワイナリーへ向かいバーベキューの昼食、
食後三次駅に移動しリバイバルちどりで広島駅へ。 お一人様2,800円。

Bコース
広島駅からリバイバルちどりで三次駅へ。
三次駅からバスで三次ワイナリーへ向かいバーベキューの昼食。
さらに平田観光農園へ向かい、果物狩り。
バスで広島駅新幹線口へ戻る。お一人様4,800円。

旅行のパンフレットは以下のURLで見ることが出来る。
http://d-stand.jtb.co.jp/fdata/book31034/index.html


リバイバルちどり乗車に関連して、以下のようなことが考えられる。

(1)リバイバルちどり初日は、座席のいくらかが当初より旅行会社に販売されている恐れがある。→128席全てが一般販売されない。座席争奪戦激化?
(2)出発式や往復乗車にこだわらなければ、旅行商品は7月31日より早くから申し込める。しかも安い。
(3)普通に発券するとリバイバルちどり片道の乗車だけで2千数百円かかることを考えれば、JRがリバイバルちどりの席を相当安価にJTBに販売している