タグ別アーカイブ: 列車運休

2013/08/24-25 豪雨、三江線以外も乱れる

8月24日、三江線で鉄橋の橋脚を破壊した豪雨は、周辺の鉄道にも大きな影響を及ぼした。

23日晩から雨が強まり、三江線江津~口羽、木次線出雲三成~備後落合が徐行運転となった。

24日は、芸備線の備後落合~三次間が0847頃まで運転見合わせ。福塩線の府中~塩町(三次)間も0804頃まで運転見合わせ、木次線は出雲三成以南が徐行。

25日は、芸備線内名~備後落合間が徐行、備後落合~三次間は始発から0620頃まで運転見合わせ、三次~広島間も始発から0830頃まで運転見合わせ。再開後も徐行区間があるため、ダイヤはボロボロだったとのこと。福塩線も全線で一時見合わせとのこと(仔細不明)。木次線は宍道~加茂中間で朝方一時運転を見合わせたほか、木次以南で徐行。

この他木次線では、22日夕方に出雲三成駅~亀嵩駅間で踏切の確認を行ったため遅延、23日には「奥出雲おろち号」が備後落合で車両確認を行った関係で、上り「おろち号」が55分遅れ、関係する他の列車も40~55分遅れとなった。

芸備線では26日午後に矢賀~広島間で踏切確認が発生し、一部列車に運転取りやめや遅延が発生した。

(JR西日本運行状況から)

2013/6/19~ 梅雨の大雨、中国地方全域で鉄道に影響

6月19日、梅雨前線の活動により、西日本全域で強い雨となった。広島県内でも地点によっては19日午後から1時間に10mmを超える降雨が観測され、鉄道各線で運転見合わせ・徐行などが行われた。雨は断続的に降り続け、降水量は広島市では19日63mm、20日80mm、21日33.5mm、安芸高田市甲田では19日89mm、20日55mm、21日20mmとなった。このため、速度規制が解除できず遅れ・間引き運転が4日間にわたって続く事態となっている。

利用者の鉄道に対する信頼感低下は必至の状況であり、事業者・自治体等による雨に強い鉄道への改良・体質改善は急務と言える。

(芸備線)

芸備線は19日21時9分から一部区間で徐行が始まり、20日・21日は終日徐行区間(21日11時の時点で備後落合~三次、上川立~中深川。一時は矢賀以北全区間)があった。 このため、三次からの広島行きは、軒並み1時間以上の遅れを出し、狩留家以南では、大幅な間引き運転が行われた。WEB上の投稿によると、20日の朝ラッシュ時には安芸矢口以南で積み残しも発生していたとのこと。

備後落合以東についても20日始発から徐行が続いている。

(木次線)

木次線は19日の9時半ごろから徐行となり、列車の遅延、一部列車の運休が発生した。

20日には徐行は解除となったものの、油木~備後落合間で落石が発生したため、出雲坂根~備後落合間で運転見合わせとなった。(下方、引用記事もご覧下さい)

(三江線)

三江線は19日に当初江津~石見川本間で徐行(1601発表)、後に江津~口羽間で徐行となり、列車に遅れ・一部列車の運休が発生した。

20日は徐行は解除となったものの、倒木が発見されたため、石見簗瀬~明塚駅間の運転を一時見合わせた。

(福塩北線)

福塩北線は19日午後から徐行となり、20日は終日徐行、21日1256に至り、府中~備後三川で運転見合わせ、21日1540より北線全区間で運転見合わせとなった。22日624より運転再開となったが引き続き徐行している。

(JR西日本運行情報、気象庁WEB、twitter投稿などより構成)

・木次線の線路脇に落石/JR、一時運転見合わせ

 20日午前9時11分頃、JR西日本木次線の油木~備後落合駅間(広島県庄原市西城町油木)で、普通電車木次(午前6時52分)発、備後落合(9時9分)着の一両列車の運転士が線路脇に落石を発見し、手前で停車、運転士が落石を撤去し、列車は運転を再開した。乗客、乗務員にけがはなかった。発見された落石の大きさは、約85センチ×50センチ×30センチ1個で、落石の原因などは調査中。

JR西日本はその処置として、出雲坂根~備後落合間で列車の運転を見合わせ、現地に社員を派遣。点検を行った結果安全の確認ができたため、午後0時24分に運転を再開した。落石の影響で、普通列車1本、出雲横田~備後落合間で部分運休1本、落石を発見した列車に45分の遅れが生じた。影響人員は約10人で、一部区間でタクシーによる代替運転をした。

(記事引用:『島根日日新聞』WEB 2013年6月21日付)