2014/9/27 石見川本駅に無料レンタサイクル

kawamoto
(川本町観光協会に寄贈した自転車2台、9月26日撮影)
(プライバシー保護のため、画像を一部修正しています)

安芸矢口企画は2014年9月26日、島根県邑智郡川本町の観光協会に中古自転車2台を寄贈しました。これは「チーム三江線」メンバーが、「三江線ミクさんと」「三江線 ミクさんと 全線復旧編」でお世話になった沿線地域に何か恩返しができないか、と発案・企画したものです。

寄贈した自転車は、9月27日より石見川本駅の旅行者向け無料レンタサイクルとして利用されています。
利用可能時間は、三次発9:57の石見川本行き列車(424D)が到着する12時ごろから、同じ車両が江津へ発車する(426D)13時40分頃までです。

利用を希望される方は、424Dが石見川本に到着しましたら、改札口に観光協会の方がほぼ毎日おられますので(下の『中国新聞』をご参考に)、その方にお知らせ下さい。観光協会の方がおられない場合でも、駅前の「新栄寿司」さんを訪ねると、代わって貸し出しをしていただけるとのことです。

乗り鉄中に発生する、石見川本駅での1時間半。自転車があるとずいぶん過ごし方にも選択の幅が拡がると思います。観光協会さんから手渡される駅前・町内ガイドと共に自転車を使っていただき、より楽しい乗り鉄・旅行をしていただければ幸いです。

・JR三江線の旅人用に…貸し自転車2台 石見川本駅(島根)に寄付 広島の鉄道ファン

三江線旅人へ銀輪ギフト 広島の鉄道ファン 石見川本駅に2台 出迎えを応援

広島市安佐北区の鉄道ファングループ安芸矢口企画(20人、小野和彦代表)が、川本町観光協会にJR三江線を利用して旅する人向けのレンタサイクル2台を贈った。協会嘱託職員の有田恭二さん(61)が、町内の石見川本駅でほぼ毎日昼に続けている出迎えを応援しようと思い立った。(黒田健太郎)

有田さんが駅前の空き店舗前に保管。午後0時9分に列車を出迎える時に、旅行客へ利用を勧めている。無料。同じ車両が午後1時43分発の江津(江津市)行きとして発車するまで貸し出す。来年、島根中央高(同町)の美術部に色を塗ってもらう考え。

有田さんは、列車が昼に石見川本駅で実質1時間34分止まることを生かし、2013年7月からほぼ毎日、駅で旅行客に町内の飲食店や名所を案内している。

小野さんが、同年8月24日から11カ月の運休中も代行バスを出迎えていた有田さんを知り、ことし9月にメンバーで約1万5千円を出し合い中古自転車2台を買った。「全線復旧に喜ぶ沿線を見て応援しようと思った。旅行客に町内を楽しんでもらいたい」という。

有田さんは「本当にありがたい。町内での過ごし方の幅が広がり、一度三江線に乗って来た人にもまた楽しんでもらえるだろう」と喜んでいる。

(写真1枚省略)
(写真説明)安芸矢口企画の贈ったレンタサイクルを喜ぶ有田さん

(記事引用:『中国新聞』2014年10月24日付朝刊)