2016/12/18 安芸矢口駅・下深川駅バリアフリー化ワークショップ

DSC_2311(ワークショップの様子。班別に討議した内容の報告)

DSC_2310 (地図上に貼られた付箋) (いずれも倉掛公民館にて 撮影:王舞)

2016年12月18日、高陽ニュータウンのC団地にある倉掛公民館で、安芸矢口駅と下深川駅のバリアフリー基本構想作りに関わるワークショップが行われました。王舞が参加してきましたので、様子をご紹介します。

  参加は事前応募制となっており、両駅とも20名の募集、人数オーバーの場合は抽選となっていました。当日は参加者・介助者合わせて二駅分合計で28名と、申し込んだ人は全員参加できたようです。一般参加者には、障害を持つ人、高齢者、元市議、社協関係者、学校関係者など、男女老若多様な人が集まりました。主催側は市の公共交通担当部署から5~6人、JR西日本から1名の参加です。

 まず市からバリアフリー法やバリアフリー化基本構想に関する説明が行われた後、安芸矢口は2班、下深川は3班に分かれて、駅構内と地域の主要施設・動線・現存するバリアなどの把握が行われました。 駅については構内配置図と写真、地域については駅を中心とした半径500mの円を描いた地図を用いて検討が進められました。参加者の考える主要施設を黄色い付箋、バリアをオレンジの付箋で地図上に貼り付けて、視覚的に地域を把握する手法です。

 王舞が参加した安芸矢口2班では、山下医院、平野内科医院などの医療機関、フレスタおかず工房矢口店、ウォンツ矢口店などの商業施設、口田郵便局、JA広島市口田支所などの金融機関、口田小学校、口田集会所、教蓮寺・はすがおかプティエコールなどの公的施設、矢口・口田・矢口駅前の各バス停などが主要施設としてピックアップされました。この結果ウォンツ矢口店~山下医院、安芸矢口駅~矢口三叉路、矢口バス停~矢口南三叉路~口田小学校などがバリアフリー化される主要経路(候補)とされ、後日のタウンウォッチングの対象とされました。

 駅構内のバリアは、駅入り口の段差、跨線橋、ホームの狭さなどが取り上げられました。地域内のバリアとしては駅から安佐大橋方面に続く歩道が狭小かつ段差が多いこと、フレスタ~矢口三叉路間の歩道が狭いこと、駅とバス停との距離が長く乗り換えに適さないことなどが上がりました。 班別の討議が終わり、市職員が各班ごとの討議内容を全体に報告・共有して、第1回のワークショップは終了しました。

 ワークショップでの議論を踏まえて、後日のタウンウォッチングの経路が計画されました。