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三江線に関する記事です

2015/5/1~ 三江線 マイカー回送半額補助事業を実施

三江線沿線の6市町などで作る三江線活性協議会が、三江線の利用者向けに「マイカー回送半額助成」を実施しています。

行政への事前申請は不要で、簡単に利用できるのが特徴です。
利用5日前までに指定事業者に利用申込をして、利用当日に申込書と利用料金の半額を渡すだけです

内容としては、三江線を利用する人が希望した場合に、そのマイカーをタクシー会社に回送させ、その料金の半額を助成するというものです。

事業の実施期間は、2015年5月1日から2016年3月21日までとなっています。

利用条件が3つ定めてあります。

(1)JR三江線の乗車区間に限ります。
(2)2暦日にわたっての利用はできません
(3)普通免許で運転出来る国産車のみです。(8ナンバー車・改造車は不可)

指定事業者および回送料金の例示は以下のようになります。

・芸備タクシー(三次市 TEL 0824-62-2175、FAX 0824-62-2295)

三次駅~式敷駅 6,000円(マイカー回送希望者負担3,000円)
三次駅~口羽駅 9,000円(マイカー回送希望者負担4,500円)
三次駅~浜原駅・粕淵駅 15,000円(マイカー回送希望者負担7,500円)

・駅チョンタクシー(美郷町 浜原駅前 TEL 0855-75-1234、FAX 0855-75-1235)

浜原駅・粕淵駅~三次駅 15,000円(マイカー回送希望者負担7,500円)
浜原駅~石見川本駅 6,000円(マイカー回送希望者負担3,000円)
浜原駅~江津駅 15,000円(マイカー回送希望者負担7,500円)

例示区間以外はその都度、タクシー会社とマイカー回送希望者が協議して決定するとのことです。

利用方法は以下の3ステップです。

(1) マイカー回送希望者は、利用希望日の5日前までにタクシー会社へ直接予約申し込みしてください。
(2) マイカー回送希望者は発車前に「申込書(※)」を記入し、当日タクシー会社の運転手に手渡してください。
(3) 到着後、回送料金の50%をタクシー会社の運転手に支払ってください。

(※)申込書はぶらり三江線WEBからエクセルファイルをダウンロード
活性化協議会の事業ですが、利用者が活性化協とやりとりをする必要がないことが特徴です。行政による事前の許可・承諾を必要とせず、申込だけで利用できるので、とても便利ですね。
このマイカー回送補助、利用が大変少ないそうなので、ぜひ活用してみて下さい。


マイカー回送の活用を考える

マイカーを現場に持ち込むのですから、鉄道中心の旅と言うよりは、マイカーでの旅の中に列車を組み込みたいときに使うのが良いように思います。回送料金も決して安くないので、短区間の利用が向くのではないでしょうか。

提案プラン(1) 長谷駅に列車で入ってみたい!

利用区間 三次~長谷

そもそも少ない列車のうち、一部列車が通過してしまうことから、国内で有数の列車での到達難易度を誇る秘境駅・長谷。車で行って帰るだけならそう難しくはないですが、それでは味気ない。そうした時にこのマイカー回送プランを使えば、三次まで車でやって来て、回送サービスに車を預けた上で浜原行きの列車で長谷駅に入り、長谷からまた車で次の目的地へ向かうという旅程が可能になります。回送距離・料金は三次~式敷の半分ぐらいでしょうか。

提案プラン(2) 潮温泉で一泊。翌朝の三江線を楽しむ。

利用区間 潮~宇都井

潮温泉で1泊。少し早めに朝食をいただいて、三江線に乗ってみましょう。潮駅前でマイカーを預けて、潮7:58の三次行きに乗車、「天空の駅」宇都井で下車します。宇都井駅の特異な構造を楽しんでいる間に、マイカーが回送されて宇都井駅に届きます。回送距離・料金は石見川本~浜原間と同じぐらいでしょうか。

2015/08/30 三江線フォトトレイン(第2回・祝編)参加受付開始→満員御礼

三江線沿線住民・事業者と安芸矢口企画は、協働企画「三江線フォトトレイン」の第2回となります「祝編」(いわいへん)を三江線全通40周年記念行事が行われる8月30日に開催いたします。

この「三江線フォトトレイン・祝編」の参加申込を、7月31日より備北交通さんで受付いたします。

phototrain2(←募集チラシ、クリックで拡大)

今年3月末に好評を博した「三江線フォトトレイン」。第2回となる「祝編(いわいへん)」では、8月30日に行われる三江線全通記念行事と記念列車を中心軸にして、三江線と沿線の魅力を味わえる日帰り企画をご用意しました!

「三江線フォトトレイン・祝編」7つのお楽しみ

・水害で流出した後再建され、復旧のシンボルとも言える「井原川橋梁」で全通40周年特別列車(キハ126)を撮影

三江線全通40周年記念行事(浜原隣保館、浜原駅前)に参加、地域といっしょにお祝い。神楽の鑑賞も。

・浜原駅での全通40周年記念列車出発式に参加・撮影(オプションとして、特別列車乗車も可能)

・三江線の名湯「潮温泉」にご入湯

石見神楽の絵付け体験、オリジナルカラーの神楽面を作って持ち帰り可能

天空の駅「宇都井」から三江線に乗車。地域からのおもてなしも。

・前回大好評だった山くじら(イノシシ)のお弁当を今回もご用意

参加費用は昼食弁当付きで5500円となります。お申込は、備北交通観光課0824-62-3372までお願いします。

(2015/8/19追記)

三江線フォトトレイン第2回・祝編は、ご好評の内に満員御礼となりました

お申し込みいただきました皆様、備北交通様、報道していただきました『中国新聞』様、情報の拡散にご協力いただきました皆様、まことにありがとうございました。

次回、第3回を10月に秋らしい企画でお届けする予定です。今回ご参加いただけなかった皆様、ぜひそちらにもご注目下さい!

・三江線40年 撮影へ行こう 30日に鉄道ファン計画

JR三江線の全線開業40周年記念イベントに合わせ、広島市などの鉄道ファンでつくるグループ安芸矢口企画(小野和彦代表)は30日、沿線で写真撮影する日帰りツアー「フォトトレイン」を開く。

午前8時に三次駅(三次市)または午前8時45分に道の駅舞ロード千代田(広島県北広島町)に集合し、バスで移動。2013年8月24日の豪雨被害から再建された井原川橋梁(きょうりょう)(川本町)を石見神楽ラッピング車両が渡る姿を撮影する。

午後からは、浜原駅(美郷町)の駅前である全通40周年記念行事に参加する。近くの潮温泉や、神楽面の色付け体験ができる口羽公民館に立ち寄った後、地上20メートルにホームがある宇都井駅(邑南町)へ。三江線に乗り三次駅に帰る。

24日締め切りで定員27人。弁当、入浴代を含む参加費は5500円。備北交通観光課Tel0824(62)3372。

(記事引用:『中国新聞』2015年8月14日付朝刊)

2015/07/31締切 三江線全通40周年「江の川号」ヘッドマーク公募

三江線沿線6市町などで作る三江線活性化協議会が、8月30日に江津~浜原、浜原三次間で走る臨時列車「江の川号」に取り付けるヘッドマークのデザインを公募しています。

「江の川号」は、8月30日行われる三江線全通40周年式典・三江線まつりにあわせて運行される記念臨時列車で、キハ126の神楽ラッピング車が充当される予定になっています。

公募にあたり、以下の条件が課されています。
・ヘッドマークは正円で直径50cm
・「江の川号」の文字を必ず入れること
・三江線全線開通40周年をイメージしたもの、三江線及び三江線沿線地域の魅力が感じられるもの。

応募はデジタル・アナログとも可で、締切は7月31日となっています。

優秀作品(1点)は実際に「江の川号」に掲出され、制作者には1万円相当の沿線産品などが贈呈されます。この他に佳作(5点)が選ばれ、こちらも沿線産品詰め合わせなどが贈られます。

詳しくは「ぶらり三江線WEB」の当該ページをご覧下さい。

また、三江線活性化協議会では、8月30日の全通40周年行事で記念列車に発車合図を出す児童も募集しています。

対象は、両親のどちらかが昭和50年8月31日生まれで、沿線6市町に住む小学生となっています。男女1名ずつの募集です。

こちらも詳しくは「ぶらり三江線WEB」の当該ページをご覧下さい。

2015/08/30 三江線全通40周年行事(浜原) 記念臨時列車も

邑智郡邑南町が発行する『広報おおなん』7月号に、8月30日に行われる三江線全通40周年行事に関する記述が出ました。既に活性化協議会の事業として記念行事が行われるという新聞報道は出ておりましたが、詳報が自治体から出るのは今回が初めてとなります。『広報おおなん』はWEBからもお読みいただけます

『広報おおなん』に掲載された、8月30日に行われる記念事業は以下の通りです。

(1)記念式典
浜原駅近く(徒歩5分)の、浜原隣保館(元・浜原小学校)で12:30~13:05の予定で実施されます。
7月15日まで募集していた、三江線の愛称が発表される予定です。

(2)記念行事
浜原駅ホームで13:20~13:30の予定で実施されます。

(3)三江線まつり
こちらも浜原隣保館で11:00~15:00の予定で実施されます。
ミニSLの運行、神楽の上演、三江線フォトコン入賞作の展示などが行われます。

(4)記念列車の運行
「三江線40周年記念列車 江の川号」が運行されます。『広報おおなん』には記載されていませんが、他の報道によるとキハ126の神楽ラッピング車が充当されるとのことです。ダイヤは『JR時刻表』によると
・9437D 江津947→(各駅停車)→1135浜原
・9439D 浜原1329→(各駅停車)→1527三次
以上のようになっています。いずれも8月30日のみの運行です。江津から記念列車に乗車して、浜原で記念式典・行事にあずかり、また記念列車で三次まで完乗できるダイヤになっています。

(予告)2015/08/30 三江線フォトトレイン・祝編 を開催します

三江線沿線住民・事業者と安芸矢口企画は、協働企画「三江線フォトトレイン」の第2回となります「祝編」(いわいへん)を三江線全通40周年記念行事が行われる8月30日に開催いたします。

gn20150329h(第1回・桜編の集合写真)

今年3月末に好評を博した「三江線フォトトレイン」。第2回となる「祝編(いわいへん)」では、8月30日に行われる三江線全通記念行事と記念列車を中心軸にして、三江線と沿線の魅力を味わえる日帰り企画をご用意しました!

「三江線フォトトレイン・祝編」7つのお楽しみ

・水害で流出した後再建され、復旧のシンボルとも言える「井原川橋梁」で全通40周年特別列車(キハ126)を撮影

三江線全通40周年記念行事(浜原隣保館、浜原駅前)に参加、地域といっしょにお祝い。神楽の鑑賞も。

・浜原駅での全通40周年記念列車出発式に参加・撮影(オプションとして、特別列車乗車も可能)

・三江線の名湯「潮温泉」にご入湯

石見神楽の絵付け体験、オリジナルカラーの神楽面を作って持ち帰り可能

天空の駅「宇都井」から三江線に乗車。地域からのおもてなしも。

・前回大好評だった山くじら(イノシシ)のお弁当を今回もご用意

この旅行は庄原市のバス会社、備北交通さんから後日発売されます。正式な募集が始まりましたら、改めてご案内いたします。

2015/07/19 三江線石見川本駅で全線復旧1周年行事

2014年7月19日、一昨年の大雨で大被害を被った三江線が全線復旧しました(その時の様子はこちらを参照)。それから1周年を迎える今月19日に、石見川本駅で復旧1周年を祝う行事が行われます。

行事は三次957発の石見川本行き列車の到着にあわせて、12時頃から行われます。イベント内容は以下の通りです。

・駅頭での記念のくす玉割り。
・地元住民による出迎え・観光資料配付・横断幕の掲出
・駅前での振る舞い酒
・駅舎内で被災~復旧~現在の写真展
・当日限定の●●配布

また、石見川本16:25発の三次行き列車にあわせて、第2回列車vs人間400m競争が行われます。

昨年、全線復旧翌日に行われた列車vs人間レースが復活します。10人一組のチームでリレーして、キハ120より早く400m先のゴールを目指します。

青春18きっぷ期間前ですが、リアル宝探しも始まりますし、ぜひこの機会に三江線へ遊びに行って下さい。

この行事は川本町観光協会と三江線活性化協議会の共催、安芸矢口企画が企画協力を行っております。
お問い合わせは川本町観光協会 0855-72-0123 へお願いします。

2015/7/17 追記

写真展は、前日(18日)の午後から見ることができます。また1週間程度は、そのまま展示をするそうです。

三江線vs人間競争の第1回(昨年7月20日)の記事が「広報かわもと」平成26年8月号の13pに掲載されています。参考にご覧下さい。 

2015/07/18 三江線で「リアル宝探し」キャンペーン

(2015/7/17追記)

タカラッシュのWEBサイトに、「江の川不可思議調査隊 神々守る水竜の恵み」のページができていました。宝探しのストーリーなど詳しい情報が掲載されています。詳しくはこちらへ


(以下当初投稿 2015/7/13分)
 

gn20150708 (道の駅グリーンロードだいわにて、撮影:王舞)

三江線の沿線自治体などで構成する三江線活性化協議会は、7月18日(土)から11月30日(月)の期間で、「リアル宝探し 江の川不可思議調査隊 神々守る水竜の恵み」を実施します。

イベントの詳しいルールなどは発表されていませんが、企画・監修を務める「タカラッシュ」のWEBサイトによると、「リアル宝探し」とは「参加型の謎解きイベントです。参加者は参加キット(宝の地図)を入手し、描かれた謎を解き明かし、隠された手がかりをみつけながら、最終的に「宝物」を発見します。」と説明されています。

開催場所は「三江線沿線」とされ、沿線6市町すべてが対象となり、各市町1つずつ宝箱が隠されています。

「宝の地図」の配布場所は
・三次市 三次市観光協会(市交通観光センター1階、三次駅すぐ)他11か所
・安芸高田市 安芸高田市観光協会(芸備線向原駅と同じ建物) 他20か所
・邑南町 町役場羽須美支所(口羽駅から徒歩14分) 他4か所
・美郷町 粕淵駅 他6か所
・川本町 道の駅インフォメーションセンターかわもと(因原駅すぐ) 他1か所
・江津市 江津市観光協会(江津駅すぐ) 他10か所以上
の6箇所。JRの駅自体で配布しているのは粕淵駅のみとなっておりますのでご注意下さい。また、宝の地図は「タカラッシュ」のWEBサイトからダウンロードすることも可能のようです。

宝箱を発見すると、抽選で、JCB商品券(5万円分)、神楽面、三江線駅名板キーホルダー35駅コンプリートセットなどの景品が117人に当たるほか、すべての宝箱を発見した先着1000名に「パーフェクト賞」(缶バッジ)、各エリアクリア先着1000名に「発見者賞」(カード)が用意されています。

問い合わせは、三江線活性化協議会0855-72-0015へ。


三江線巡り宝探しの旅 7月18日スタート、参加呼び掛け

JR三江線沿線の島根、広島両県6市町などでつくる三江線活性化協議会は7月18日~11月30日、沿線を巡りながら宝探しをする参加型のイベントを開く。本年度に実施している観光キャンペーンの目玉イベント。担当者は「家族連れや友達同士で冒険旅行を楽しんでほしい」と参加を呼び掛けている。

イベントは「三江線沿線宝探し大冒険」。全国で宝探しイベントを運営する「ラッシュジャパン」(東京都)と合同で企画した。

参加者は、沿線6市町の道の駅などで「宝の地図」を入手する。ヒントを提供する沿線の店を巡るなどして、地図に記載の謎や暗号を解き、宝箱を探し出し、記された「キーワード」をチェック。指定された報告所でキーワードを伝える。

探索範囲は市町単位で6エリアに分かれ、各エリアに一つずつ宝箱が隠されている。1エリアのみの挑戦も受け付ける。

発見者には、記念のカード(各エリア先着千人)を贈るほか、クリアしたエリア数に応じて神楽面などの豪華賞品が抽選で当たる。全エリアで宝箱を見つけた人にはパーフェクト賞(先着千人)もある。

同協議会の原田康男事務局長は「三江線を使って、隠れスポットや豊かな自然など、自分だけの発見を楽しみながら周遊してほしい」と話した。

参加無料。問い合わせは同協議会事務局、電話0855(72)0015。

(記事引用:『山陰中央新報』WEB 2015年7月10日付)

2015/06/15 三江線、路線愛称を公募(7/15〆)

三江線の沿線自治体などで作る三江線活性化協議会が、三江線の愛称を決めようと、愛称案を一般から公募しています。9月1日にやってくる、三江線全通40周年を記念する事業の一つです。(→オフィシャルの募集チラシ)

募集に当たり「愛称イメージ」が公開され、

「呼びやすく、親しみやすいもの、利用したくなるようなもの。
当地域(島根県江津市・川本町・美郷町・邑南町、広島県安芸高田市・三次市)にちなんだ名称で、全国の方に親しまれるもの。」とされています(募集チラシより)。

採用された愛称(一つ)は8月30日に浜原駅近くで行われる、三江線全通40周年記念式典で発表されます。

募集期間は6月15日(月)から7月15日(水)となっています。応募方法は以下の通りです。

・ハガキ、FAX

愛称名1点、住所、氏名、年齢、性別、電話番号、愛称名理由を記入して

(ハガキ)696-0001 島根県邑智郡川本町川本332-15 三江線活性化協議会 宛 (7月15日消印有効)
(FAX)0855-72-0536 三江線活性化協議会 宛 (7月15日17時まで受付)

・インターネット

活性化協の「ぶらり三江線WEB」(http://sankousen.com/)に設置された応募フォームに必要事項を入力して送信 (7月15日17時まで受付)

なお、この公募には景品が設定されています。

採用された愛称を応募した人から抽選で1名に、
・神楽面、三江線駅名キーホルダー 5駅分

採用された愛称を応募した人から抽選で10名に、
・三江線沿線の特産品(2千円相当)、三江線駅名キーホルダー1駅分

応募者全員から抽選で20名に、
・三江線駅名キーホルダー1駅分、三江線プレミアムクリアファイル2枚

あなたも三江線活性化に一肌脱いでみませんか?


鉄道路線の愛称といえば、瀬戸内さざなみ線(呉線)のような失敗例もあれば、福北ゆたか線、大阪周辺(京都線、神戸線、宝塚線、大和路線、学研都市線)、学園都市線(札沼線)のようなすっかり定着したものもあります。

性格の似た路線として、四国の徳島線(吉野川に沿う)の愛称は「よしの川ブルーライン」ですが、こちらはあまり定着していないようです。

景品を見ると、11人も応募がかぶるような「当たり障りのない?」愛称を付けるつもりのようですが・・・?「乗りたくなる」「定着する」愛称が飛び出してくることに期待しましょう。

2015/3/29 三江線フォトトレイン・桜編 運行(速報版)

3月29日、安芸矢口企画で企画を行いました、三江線を貸切列車と貸切バスの両方で楽しむ「三江線フォトトレイン」が催行されました。運営・実施を担うのは、三江線コスプレ列車等の運営実績がある備北交通さんです。

安芸矢口からの参加者一行は10時前に芸備線で三次に到着。隣接する三次市観光交通センターに移動しますと、既に備北交通さんが受付を設置されており、まずは受付、参加費5,500円の支払いと、5箇所の選択可能区間の行程希望調査票を出します。

ツアー用の名札、三江線活性化協議会提供のクリアファイルと資料のセットを受け取ります。さらに先達を務めていただくtamiki73さん手製のフォトトレイン乗車記念カードと、備北交通のキャラクタータオル(入浴用)が配布されました。

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参加者は小学生から高齢者まで、合計30名と発表されました。少し意外だったのが、女性参加者が10名以上あり男女の偏りが小さかったこと。そして、年齢層の高さ(リタイア済みと思われる参加者多数)。

10:40より出発式を行い、先達お二方の紹介と諸注意などがあり、三次駅ホームへ移動。そこにいたのは、

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キハ120の広島色!普段の三江線は浜田のキハ120で運行され、三次からの団体列車も以前は浜田車で運行されていたのですが、なんでも1年ほど前から合理化のために、三次発着の団体列車は広島車を借りて運行するようになったとのこと。
また、ホームの列車発車案内で、我々の列車が「普通 式敷行」という謎の内容で表示されるという小ネタも発生しておりました。

11:05、定刻に団体列車「三江線フォトトレイン・桜編」が発車しました。
三江線の歴史、尾関山の桜・さくら祭り、市民会館の保存SL、秘境駅の話などアナウンスをしている内に、長谷に到着。

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長谷には10分停車し、中国地方有数の秘境駅を楽しみました。

列車は香淀へ。香淀からは貸切バスが列車と併走します。

gn20150329f(撮影:どんちゃんさん)

貸切バスは、日頃三次から三江線の石見都賀あたりまで運行している、備北交通の日野レインボー。板張りの床も懐かしい、車齢20年のベテラン車です。選択第一区間である香淀~口羽で、バスを希望する参加者が移乗します。この区間では、口羽駅の三次方で道路が線路をオーバーパスする地点へバスで先回りして、やってくる列車を撮影する計画です。

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口羽で列車は15分停車。撮影を済ませたバスも口羽駅前に到着し、ここで選択第2区間(口羽~潮)の乗り換えです。

列車は、新線区間(といっても40年前の開通)に入り、長いトンネルを次々にくぐります。車内では先達tamiki73さんが、車窓の見どころを本当に細かいところまでご案内。参加者は車内を右に行ったり左に行ったり、退屈する暇がありません(バスにはもう一人の先達・山岡山さんが乗車しています)。「天空の駅」とも称される宇都井では、観光徐行でゆるゆると通過して、皆が車窓から20メートル下の地面を見下ろします。

大休止を行う潮に到着。地元自治会の皆さん、お弁当の製造を担当していただいた「だいわもんど」の皆さん、美郷町三江線利用促進協議会の皆さんの歓迎を受けました。バス組が追いついたところで、全体の記念写真を撮影。

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撮影後、早乙女姿の「だいわもんど」のスタッフさんからお弁当とお茶を受け取ります。お弁当は「三江線フォトトレイン・桜編」のために企画していただいた新メニュー「山くじら丼弁当」。

gn20150329i  外観(これは後日撮影)

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2段の容器に入っているのは、山くじら(美郷町のブランドイノシシ肉)の甘辛丼、原木しいたけの陣笠煮、ゴボウの鶏肉巻き、出汁巻きたまご、あすっこ(JAしまねが力を入れるビタミン菜とブロッコリーの交配種)の胡麻和え、キュウリの桜漬けなど。すべて手作りのおかずが、ぎゅっと詰め込まれたお弁当は女性参加者を中心に大好評でした。特に肉厚で香り高い椎茸の陣笠煮の評判が良かったようです。

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駅前の民家には歓迎の横断幕が掲げてありました。なんでも、このフォトトレインの企画に合わせて美郷町三江線利用促進協議会で新調されたとのこと。ありがたい限りです。

駅前からバスに乗るか、少し歩いて、潮温泉大和荘さんへ。フォトトレインの名札を見せると、入浴できるようになっています(私はご協力いただいた団体・施設さんへの挨拶回り等で入れませんでしたorz)。潮温泉は少し泥で濁ったようなお湯で、これが実によく温まる名湯です。大和荘さんには温泉の他、お弁当を食べられるよう食堂を開放していただきました。また、普段は粕淵の産直市でしか販売されない、珍しい果物「ポポー(wikipedia)」のジェラートの特別販売が行われました。

この他、私有地からの列車撮影をさせていただいたり、テントをご用意いただいたりと地域の皆様から大変なご協力をいただきました。

潮での停車中には、オプションツアーを行いました。バスで少し川下の河原まで移動し、江の川を挟んで潮駅と列車の撮影を行うという内容です。

90分あまりの停車を終え、また列車組とバス組に分かれて石見簗瀬へ向かいます。バス組は石見簗瀬の駅手前から、簗瀬の一本桜を絡めた(実際には桜が咲いていないので近くの梅を絡めた)写真を狙い、列車組は粕淵駅の桜や江川橋梁を楽しみながら進みます。浜原駅ではキハ120の神楽ラッピング車(三江線神楽号)との交換となり、車内から一斉にカメラや携帯電話が向けられました。私はこっそりポポージェラートを。

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石見簗瀬までとなる貸切列車。車内では米子支社の車掌さんから「おもいできっぷ」のプレゼントがありました。「図柄が三江線と関係無くて申し訳ありません」とのことですが、日付印もばっちり押してあって参加者一同大喜びです。

バス組はこんな写真が撮れたようです(いずれもどんちゃんさんの画像)

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お世話になった貸切列車を見送り、駅前へ。地域の議員さんやおおち山くじら生産者組合(→島根県資料リンク先はpdf)の皆さんの歓迎を受けます。石見簗瀬の木造駅舎を楽しんだら、バスで小移動をして「旧吾郷小学校跡」へ。学校統合で使われなくなった小学校跡を地域で管理されている施設とのこと。こちらの玄関先にも、今回に合わせて新調されたという歓迎の横断幕を掲出していただきました。潮地区の桜に対して、吾郷地区はイノシシ柄になっています。

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校舎の2階の元図書室だった部屋が、畳敷きに改められており、ここで本日の写真の品評会が行われました。プロジェクタ等の機材・セッティングはすべて地域にご用意いただきました(感謝!)。畳敷きなので足を伸ばしてくつろぎつつ、先達の山岡山さんの仕切りで品評会がスタート。お祖父さんと一緒に参加してくれた小学生くんを皮切りに、参加者の積極的な作品発表が行われました。

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廊下では、おおち山くじら生産組合の皆さんによる、山くじらソーセージ、山くじらホットドッグ、コーヒーやハーブティーの販売と、イノシシ皮製品の販売が行われました。

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ちなみに、こちらが私が購入したイノシシ皮のキーホルダー(500円)。自転車の鍵に付けようと思います。

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作品発表が終わったところで、三江線活性化協議会の事務局長さんが登場。活性化協で新たに三江線写真のコンクールを実施することが決まったとの告知をされました。この後、山岡山さんから三江線写真の作例紹介などがあり、旧吾郷小学校での行事を終了しました。

ここから復路。バス組は鉄道橋と歩道が併設されている江川第一橋梁へ先回り。列車組は定期列車で三次を目指します。列車組は、車内でバス組がどのあたりから撮影してくるかを予想。見つけたら手を振ろうという話をしていましたが・・・

うまくバス組を発見したどんちゃんさんの画像がこちら。乗り合わせた他の乗り鉄さんや、一般の乗客の方は突然現れたカメラマン集団に驚かれたようでした。

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最後のバス・列車選択駅となる作木口でバスから7人が列車に乗り換え、単行の列車はほぼ座席が埋まる状態に。画像は作木口から撮る江の川と、対岸に停車しているフォトトレイン貸切バス。

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列車は18:47に三次駅に到着。18:57の芸備線広島行きに16名が乗り換えることから、駅のホームで無事終了・御礼のご挨拶をして解散となりました。


おかげさまで天候にも恵まれ、事故も無く愉快なツアーを実施することが出来ました。

企画の実施にご協力いただきましたすべての皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
ご参加いただきました皆様にも、スムースな運営に大変ご協力をいただきましたこと、御礼申し上げます。

SPECIAL THANKS

・備北交通株式会社様
・西日本旅客鉄道会社様
・三江線活性化協議会様
・美郷町三江線利用促進協議会様
・合同会社だいわもんど様
・潮温泉大和荘様
・社会福祉法人吾郷会様
・おおち山くじら生産者組合様
・吾郷地域連合自治会様
・潮・曲利連合自治会様
・川本警察署様
・国土交通省浜田河川国道事務所川本出張所様
・中国新聞社様
・中国放送様
・先達 山岡山様、tamiki73様
・情報拡散にご協力いただいた皆様
・ご乗車いただいた参加者の皆様


ご参加いただいた、備後落合通信事務局さんの愉快で読みやすいレポートです。ご紹介ありがとうございます!
・「三江線フォトトレイン 当日編(前半)」
・「三江線フォトトレイン 当日編(後半)」


これだけ多くの方に関わっていただいた、「三江線フォトトレイン・桜編」。ご参加いただいた皆様からにも好評だったこともあり、単発企画で終わらせるのはもったいないな~と考えております。特にこのたびは告知がギリギリになってしまい、「今言われても無理だ!」という方も多数おられましたのが悔やまれる点でした。もし第二弾が打てるようであれば、またお知らせしたいと思います。

2015/3/29 三江線に「フォトトレイン・桜編」運行

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庄原市のバス会社・備北交通さんから日帰り旅行「三江線フォトトレイン・桜編」の募集があります。

この旅行は三江線の貸切列車と貸切バスを同時に運行し、設定された乗り換えポイントで列車とバスを選んで行き来しながら、乗り鉄旅と撮り鉄旅を一度に楽しめる欲張りな内容です。

「三江線フォトトレイン・桜編」7つの魅力

(1)乗ったり撮ったり、選べる5箇所の撮影ポイント
(2)三江線撮影の「先達」がお二人同行して、撮影ポイントをレクチャー
(3)潮駅でたっぷり1時間半停車。名湯「潮温泉」入浴券付き
(4)地元産「山くじら」(イノシシ)を使ったお弁当でお花見
(5)石見簗瀬駅では地域の施設(小学校跡)を使って当日撮影した画像の品評会&出張「山くじら」屋台登場
(6)貸切バスは普段三江線と並走している伊賀和志車庫の路線バス。途中でバスファン歓喜のお楽しみも
(7)秘境駅・長谷にもゆっくり停車、「日本一のローカル線」三江線を満喫

催行日 2015年3月29日(日)
行程 三次10:30集合→秘境駅・長谷(下車)→潮(お花見・潮温泉入浴)→石見簗瀬(画像品評会)→三次19:00解散 途中撮影ポイント5箇所前後(選択ルートによる)
旅行代金 大人5,500円(税込)

主催・募集者および旅行条件は下記画像をご覧ください。

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問い合わせ・参加申込は備北交通観光課(0824-62-3372)まで。

(2015/03/12追記) ツアーチラシができました。↓

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このツアーは、三江線沿線の住民団体・事業者、交通事業者2社、鉄道ファン団体(安芸矢口企画)の協働で企画いたしました。春の三江線に、いっしょに遊びに行きませんか?皆様のご参加をお待ちしております。

(ご注意)
※ 気候条件によっては桜が開花していない場合もございます
※ 復路は三江線の定期列車か貸切バスの選択となります
※ バス希望者が多い区間では、列車にご乗車いただく場合もございます。

(2015/3/27 追記)

『中国新聞』2015年3月27日付朝刊記事についてお詫び
記事に掲載された申込先電話番号が誤っておりました。心よりお詫び申し上げます。