カテゴリー別アーカイブ: 芸備線ニュース

芸備線を中心とした非電化陰陽連絡線の情報

2015/1/19 川本町「おとぎ館」三江線利用者限定宿泊プラン発売

三江線・石見川本駅から徒歩8分ほどのところにある複合施設「おとぎ館」が、三江線利用者限定の宿泊プランを発売しました。

通常1泊5700円/人のデラックスツインルームが、なんとサンコウ線価格→3500円に!

現在発売中のプランの中では最安となります。利用には三江線車内で撮影したデジカメ画像やSNS投稿などで三江線利用を証明することが必要です。

申込は楽天トラベルのおとぎ館のページから。なお、極めて遺憾ながら1名での利用は受付不可です。当該プランのページ →
★【現金特価】鉄ちゃん鉄子さん三江線に乗って3,500円で宿泊しよう♪(素泊ぷらん)★

このプラン発売にかける、支配人さんの思いなどは「おとぎ館」ブログをお読み下さい。
→ 「鉄ちゃん鉄子さん三江線に乗って3,500円で宿泊しよう♪」(おとぎ館のおとぎばなし)

2014/12/28 無料紙『三江線ファン』を配りました

gn20150105(表紙、部分)
2014年12月28日に行われたコミックマーケット(冬コミ)で、この秋冬の三江線ニュースをまとめたペーパー『三江線ファン』を配布しました。

『三江線ファン』は、三江線石見川本駅でお昼の列車の出迎えを続けている、川本町観光協会の方にもお渡ししておりますので、現地でお受け取りいただけます。

この他、東京神保町の書店「書泉グランデ」さんにも、少数ですが置いていただいております。
安芸矢口企画本所ではモノクロ版をお渡し可能です。

『レイル』(THE rail)第92号に昭和30年代の芸備線

gn20141223

エリエイ、プレスアイゼンバーンが発行する鉄道写真誌『レイル』の、この秋発行された第92号に、「国鉄芸備線昭和30年代」という企画が掲載された。

表紙は蒸機最終日に備後八幡~内名間を走るキハ11。

企画前半は宮田寛之氏による備後落合・三次・新見などで撮影した8600とC58、C11を中心とした9ページ。駅撮りの機関車のアップが中心。

後半は赤木幸茂氏による9p。牽引機は8600、C58など。貨物列車に少数の客車を併結した「準混」列車の記述が興味深い。

さらに、芸備線における駅名標の画像多数と、その交換作業の手順、寸法など他誌ではまず出てこないような資料が付いている。

芸備線以外の記事は、昭和中期の西武鉄道、20年前の熊本市電など。

全100p、3600円+税で発売中。

2014/12/19 JR、2015春のダイヤ改正概要発表 芸備線新見口最終繰上

12月19日、JR西日本は2015年3月14日に行うダイヤ改正の概要を発表しました。(リンク:JR西日本ニュースリリース)

当ニュース対象線区では一つだけ、芸備線の新見口について以下のような発表がありました。

・芸備線の最終列車の時刻を繰り上げます。

新見からの芸備線東城方面の最終列車の時刻が約20分繰り上がります。
(現行)新見2202→東城2237
(改正)新見2144→東城2219

芸備線、三江線、木次線、福塩北線について、この他には特に発表がありません。

今次のダイヤ改正では、広島シティネットワークに新型電車227系が投入され、新白島駅の開業、山陽本線では列車の運転区間の延長、岩国~徳山間での水曜運休の解消など、前向きな取り組みが数多く発表されました。その一方で、美祢線では減便が行われるなど路線の明暗が分かれています。

芸備線広島口などは、今後JRが投資を行う路線になるか、最低限の保守しか行わない路線になるか、岐路に立たされているのかもしれません。

自治体広報紙で見る三江線全線復旧

島根県内の自治体の広報誌がweb上でみられるサイト、「縁ブックしまね」から、三江線全線復旧直後のものをピックアップしてご紹介します。ご紹介したものは「縁ブックしまね」の自治体広報誌バックナンバーのページから見ることができます。ただし、掲載期間に限りがあるようですからお気を付け下さい。

・『広報ごうつ かわらばん』2014年9月号(753号)
巻頭4ページを使った記事、「三江線が帰ってきた」。見開きカラー2ページを使った川戸駅の歓迎の様子や、江津駅の式典、そして「おかえり三江線」の小旗を持ったねんどろいどミクさん(初音ミク)などが掲載されています。

・『広報かわもと』2014年8月号(520号)
巻頭2ページで「写真で見る三江線全線運行再開」。石見川本駅での式典の様子のほか、7月11日に行われた七夕での三江線応援短冊、7月12日に行われた三江線歴史講演会、7月20日に行われた三江線ウォーキングなどを紹介。13ページの「まちの話題」でも、7月20日に行われた三江線vs人間20人リレーの競争が紹介されています。

2014/12/6 木次線大雪、4本運休、日中に排雪列車

・県西部の停電復旧 広域積雪

(前略)
・木次線も運休

 6日午前8時30分頃、奥出雲町横田のJR木次線出雲横田駅に、木次発備後落合行き普通列車(1両、乗客なし)が到着したところ、前方軌道上に約40センチの積雪があったため運転を取りやめた。後続の普通4本が運休するなどし、乗客8人に影響。除雪作業を行い、その間、出雲横田―備後落合(広島県庄原市)駅間はタクシーで代替輸送した。

 また、江津市と広島県三次市を結ぶJR三江線は、5日の雪による倒木などのため、江津―浜原(美郷町)駅間は7日まで終日、運転を見合わせ、バスなどで代替輸送している。

(記事引用:YOMIURI ONLINE 2014年12月7日更新分)

 出雲横田で軌道上40㎝となると、出雲坂根や三井野原の積雪は推して知るべし。運行を断念した判断は正解でしょうね(早朝のラッセルがあったかは不明)。出雲横田~備後落合間で2往復を運休して除雪列車を走らせ、夕方の1往復のみ列車での運行を確保したようです。なお、木次線のラッセルが日中(撮影可能時間とも)に走るのは珍しく(だいたい始発前に走る)、週末ということもあり撮り鉄さんには貴重な機会になったようです。

2014/12/5 降雪、西三次では倒竹、三江線は倒木運休

12月5日、中国山地ではまとまった積雪があり、交通機関が乱れました。

芸備線では西三次駅~志和地間で倒竹が発生し、下り列車(広島行)2本が最大40分遅れ約300人に影響しました。新聞報道では400人となっておりましたが、朝ラッシュの三次発が大幅に遅れたため、狩留家始発の下り列車や、行き違う上り列車にも大幅な遅れが波及しており、実際の遅れ本数、影響人員はこんなものではないはずです(遅延した当該以外で運休列車も出ている可能性大)。計算方法がどのようになっているか気になるところです。小生が実際に乗車していた3825D(狩留家645始発広島行)は、安芸矢口駅以南で積み残しが発生し、25分以上遅れて広島に到着していました。

三江線では川戸〜石見川本間で落石・倒木が複数個所で発生(落石は地域住民からの通報があったとのこと)。復旧作業のため江津~浜原間が5日午前から7日いっぱいまで運転見合わせ(バス・タクシー代行)になってしまいました。

2014/8/20 広島土砂災害 芸備線でも小規模土砂崩れ

8月20日未明の豪雨で、広島市安佐南区、広島市安佐北区可部町などでは土砂災害が発生し、多くの人命が喪われ、幹線道路やJR可部線も長く不通になるなど大変な被害が出ました。

芸備線沿いでも小規模な土砂崩れ、倒木などが発生し、芸備線三次~広島間は8月20日、8月21日のまる二日間、終日運休となりました。

玖村~安芸矢口間でも土砂崩れ箇所があり、画像提供をいただきましたのでご覧ください。

gn20140822b

まず遠景。芸備線が太田川沿いに出てくる部分、一部新しいバラストが敷いてある箇所があります。これを真正面から見ると・・・

gn20140822a

この通り、線路際の斜面が崩れています。たいした高さの崩落には見えませんが、それでも線路際に残された土砂だけでも大変な量です。撤去済みの土砂はどれだけあったことでしょうか。災害の恐ろしさを感じさせます。また、二日間での復旧にこぎつけた鉄道関係者の皆様のご尽力に改めて感謝ですね。

(画像提供:M様、8月22日撮影)

 

2014/9/27 石見川本駅に無料レンタサイクル

kawamoto
(川本町観光協会に寄贈した自転車2台、9月26日撮影)
(プライバシー保護のため、画像を一部修正しています)

安芸矢口企画は2014年9月26日、島根県邑智郡川本町の観光協会に中古自転車2台を寄贈しました。これは「チーム三江線」メンバーが、「三江線ミクさんと」「三江線 ミクさんと 全線復旧編」でお世話になった沿線地域に何か恩返しができないか、と発案・企画したものです。

寄贈した自転車は、9月27日より石見川本駅の旅行者向け無料レンタサイクルとして利用されています。
利用可能時間は、三次発9:57の石見川本行き列車(424D)が到着する12時ごろから、同じ車両が江津へ発車する(426D)13時40分頃までです。

利用を希望される方は、424Dが石見川本に到着しましたら、改札口に観光協会の方がほぼ毎日おられますので(下の『中国新聞』をご参考に)、その方にお知らせ下さい。観光協会の方がおられない場合でも、駅前の「新栄寿司」さんを訪ねると、代わって貸し出しをしていただけるとのことです。

乗り鉄中に発生する、石見川本駅での1時間半。自転車があるとずいぶん過ごし方にも選択の幅が拡がると思います。観光協会さんから手渡される駅前・町内ガイドと共に自転車を使っていただき、より楽しい乗り鉄・旅行をしていただければ幸いです。

・JR三江線の旅人用に…貸し自転車2台 石見川本駅(島根)に寄付 広島の鉄道ファン

三江線旅人へ銀輪ギフト 広島の鉄道ファン 石見川本駅に2台 出迎えを応援

広島市安佐北区の鉄道ファングループ安芸矢口企画(20人、小野和彦代表)が、川本町観光協会にJR三江線を利用して旅する人向けのレンタサイクル2台を贈った。協会嘱託職員の有田恭二さん(61)が、町内の石見川本駅でほぼ毎日昼に続けている出迎えを応援しようと思い立った。(黒田健太郎)

有田さんが駅前の空き店舗前に保管。午後0時9分に列車を出迎える時に、旅行客へ利用を勧めている。無料。同じ車両が午後1時43分発の江津(江津市)行きとして発車するまで貸し出す。来年、島根中央高(同町)の美術部に色を塗ってもらう考え。

有田さんは、列車が昼に石見川本駅で実質1時間34分止まることを生かし、2013年7月からほぼ毎日、駅で旅行客に町内の飲食店や名所を案内している。

小野さんが、同年8月24日から11カ月の運休中も代行バスを出迎えていた有田さんを知り、ことし9月にメンバーで約1万5千円を出し合い中古自転車2台を買った。「全線復旧に喜ぶ沿線を見て応援しようと思った。旅行客に町内を楽しんでもらいたい」という。

有田さんは「本当にありがたい。町内での過ごし方の幅が広がり、一度三江線に乗って来た人にもまた楽しんでもらえるだろう」と喜んでいる。

(写真1枚省略)
(写真説明)安芸矢口企画の贈ったレンタサイクルを喜ぶ有田さん

(記事引用:『中国新聞』2014年10月24日付朝刊)

芸備線のラインカラー・紫は、ブドウ・アジサイのイメージ

20141028a
(広島駅の新跨線橋下に設置された、ラインカラーをまとった駅名標、手前9番ホームから紫、緑、黄、赤)

JR西日本は2014年8月6日、京阪神と広島地区に路線記号・ラインカラーを導入することを発表しています。広島地区では路線カラーの英語表記の頭文字が路線記号とされ、芸備線はラインカラーが、路線記号がP(purple)と決まりました。

2014年10月20日頃から、広島駅に227系電車の導入とラインカラーなどに関する説明の掲示が行われ、ラインカラーの由来についても説明されていました。それによると、芸備線は

「三次の名産ぶどうと、安芸高田市の花として親しまれているアジサイのイメージです。」

とのことです。ちなみに他線区は以下のようになっています。

山陽本線西条方面(緑・G)「瀬野駅~八本松駅間をはじめとする、豊かな緑に囲まれた山あいを走るイメージです。」
山陽本線岩国方面(赤・R)「世界文化遺産厳島神社のある宮島にゆかりのある大鳥居、もみじのイメージです。」
呉線(黄・Y)「瀬戸内海沿いを運行しており、水面に反射する暖かい日射しの色のイメージです。」
可部線(青・B)「太田川沿いを運行しており、名水100選に選ばれた澄んだ川の水のイメージです。」